永遠を糸で縫い留めて

肩まわし

ぐるぐると凝り固まったものが 私の肩の間に澱のように流れている


ごりごりという音は これまでの日々で得た傷のような 疲れのような 


血の巡りが悪いのか それとも心のめぐりが悪いのか 


くるくると 自由に 鳥の羽のように 舞ってほしい


いつかは


そう願いながら お風呂に入る
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