永遠を糸で縫い留めて

ひらひら光る

桜のように白い花弁が 薄紫を背景に流れ落ちてくる

ひらひらひらと 可哀想なほどにあかるい景色 

まだらな私は馬鹿だった

あなたが悪い男だとも知らず あなたに恋をしていた 

ひらひらひら 電灯のあかりも散ってしまう

ひらひらひら すべて闇色をしたコンクリートに溶けてしまえ

ひらひら光って ひらひら消えて 
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