永遠を糸で縫い留めて

白線

黒い道に 純白の線が新しく平行に引かれている


ふいに汚したくなったのだ 青い花弁を散らして


「白線の内側までお下がりください」なんて言葉を


子供の時に守れたことはなかった


そんな切なさを あの白には感じている 


今日も真横を歩く


私とは関係がないというかのように
< 387 / 484 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop