~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
25(証拠を見せてあげましょう)
疲れと精神状態のダブルパンチでさすがにその日は倒れ込むようにベッドに飛び込み……翌日。
ジェミーは授業を半ば放心したままやり過ごし、昼休みに食堂でルゼを捕まえた。
「見つけたルゼ様! ちょっとお話があります!」
「っ、ちょっと来い!」
彼はいきなりジェミーが近づいてきたのに驚いて、急いでテーブルから離れると彼女を人目の着かない校舎裏に連れて行った。
そして直ちに説教モードに入る。
「なんなんですかあなたは! 僕は、あなたとの関係を周囲に勘繰られないよう細心の注意を払っているんだが?」
「そ、そんな場合じゃないんです! 私、このままじゃ第二王子と婚約させられてしまいます!」
「――!! 詳しく話を聞かせてもらいましょうか」
ルゼはその辺のベンチで少しジェミーを待たせると、すぐに戻ってきた。そして自分との間に食堂から持ってきた二人前の軽食のトレーを置くと、ジェミーに続きを話すよう促した。
「これなら話しながらでも食べられるでしょう。で、いったいどういう経緯でそういうことになったのです?」
ジェミーは授業を半ば放心したままやり過ごし、昼休みに食堂でルゼを捕まえた。
「見つけたルゼ様! ちょっとお話があります!」
「っ、ちょっと来い!」
彼はいきなりジェミーが近づいてきたのに驚いて、急いでテーブルから離れると彼女を人目の着かない校舎裏に連れて行った。
そして直ちに説教モードに入る。
「なんなんですかあなたは! 僕は、あなたとの関係を周囲に勘繰られないよう細心の注意を払っているんだが?」
「そ、そんな場合じゃないんです! 私、このままじゃ第二王子と婚約させられてしまいます!」
「――!! 詳しく話を聞かせてもらいましょうか」
ルゼはその辺のベンチで少しジェミーを待たせると、すぐに戻ってきた。そして自分との間に食堂から持ってきた二人前の軽食のトレーを置くと、ジェミーに続きを話すよう促した。
「これなら話しながらでも食べられるでしょう。で、いったいどういう経緯でそういうことになったのです?」