~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
6(ヒロインご登場!)
さすが国内一の教育機関と呼ばれる、レビエラ王国立上級学園だ。風格ある建物を見上げただけで、ここが特別な学び舎だということは身に染みてくる。
「では、園内まではお供できない規則となっておりますので、わたしはここで失礼いたします」
「うん、ご苦労様」
ミリィがこわごわとそんな風に見送ってくれ、ジェミーは学園の中に足を踏み入れる。人の流れに沿っていけば、自動的に、入学式のある講堂にはたどり着けそうだ。
ジェミーは自然と人波の中に、ひとりの人物を探し求めた。第二王子クラフト殿下ではない。彼は学年がひとつ上だから、今日の入学式には参加していないはず。
探し求める人物は、割とすぐに見つかった。さすが物語の世界で、ブルーとかオレンジだとか奇抜な髪色の人物が多い中、彼女の持つ艶のあるピンクブロンドは特に目立つ。
あれが、この物語のヒロインであるはずの、×××ちゃんこと、セニア・エレマールに間違いない。
うーん、見るからに少女漫画に出てきそうな、純粋可憐な美少女と言った感じ。
「では、園内まではお供できない規則となっておりますので、わたしはここで失礼いたします」
「うん、ご苦労様」
ミリィがこわごわとそんな風に見送ってくれ、ジェミーは学園の中に足を踏み入れる。人の流れに沿っていけば、自動的に、入学式のある講堂にはたどり着けそうだ。
ジェミーは自然と人波の中に、ひとりの人物を探し求めた。第二王子クラフト殿下ではない。彼は学年がひとつ上だから、今日の入学式には参加していないはず。
探し求める人物は、割とすぐに見つかった。さすが物語の世界で、ブルーとかオレンジだとか奇抜な髪色の人物が多い中、彼女の持つ艶のあるピンクブロンドは特に目立つ。
あれが、この物語のヒロインであるはずの、×××ちゃんこと、セニア・エレマールに間違いない。
うーん、見るからに少女漫画に出てきそうな、純粋可憐な美少女と言った感じ。