離婚を前提にお付き合いしてください ~私を溺愛するハイスぺ夫は偽りの愛妻家でした~
第九章 たどり着いた答え
1. 二人の結論
家の中に鳴り響くインターホンの音。美鈴は作業の手を止めて応対に向かう。
どうせ何かの荷物が届いたのだろうと通話ボタンを押せば、やはり相手は宅配業者だった。
「お届け物です。お名前とご住所、お間違いないでしょうか」
玄関前で荷物に貼られたラベルを見せられる。顔を寄せて確認してみると、宛名の欄には『桑原美鈴』と記載され、住所欄には現住所が記載されていた。
美鈴は間違いない旨を伝え、受領印のところにサインをして荷物を受け取る。送り主が母であることを確認した美鈴は、何もこんなタイミングで送らなくてもいいのにと、小さく笑いをこぼした。
どうせ何かの荷物が届いたのだろうと通話ボタンを押せば、やはり相手は宅配業者だった。
「お届け物です。お名前とご住所、お間違いないでしょうか」
玄関前で荷物に貼られたラベルを見せられる。顔を寄せて確認してみると、宛名の欄には『桑原美鈴』と記載され、住所欄には現住所が記載されていた。
美鈴は間違いない旨を伝え、受領印のところにサインをして荷物を受け取る。送り主が母であることを確認した美鈴は、何もこんなタイミングで送らなくてもいいのにと、小さく笑いをこぼした。