モデルなんてできません

彼女

ピピピピ、朝の7時
「バイトに行かなきゃ」
私はシャワーを浴びて支度を整えた

夢のような1日の後
朝を迎えた私は現実に引き戻されていく

結局あの後、京介くんは私を自宅まで送ってくれた
まだ頭がぼーっとしていた私
とんでもなく恥ずかしいことを言ってしまった気がするけど、自分の言ったことをあまり覚えていない
別れ際に‘今度は夏樹が酔ってない時に。‘と耳打ちされたので、私は顔がカーッと赤くなってしまった
‘また連絡するね‘と言って、京介くんは帰っていった

‘一体どっちが年上なんだろう‘
私は京介くんの大人な対応に1人自暴自棄になるのだった

...........

会社に着くと、今日から入る中途採用の社員さんが来ていた

名前は中本さんだ
年は私と同じくらいで、見た目は爽やかな感じの人だ
‘かっこいい〜‘とパートのおばさんたちが大騒ぎしていた

「中本さん、爽やか風なイケメンですね」
今さっき出社したばかりの久美ちゃんがすかさず話しかけてきた
‘そうだね‘と気のない返事の私
すると久美ちゃんがまじまじと私を見て、、
「夏樹さん!?髪型変えましたよね?目もコンタクトになってる。すごい似合ってる」
久美ちゃんは大騒ぎだ

「久美ちゃん声大きいよ。詳しくはまたお昼休みに話すから」
私は久美ちゃんの大きな声を手で塞いで、私は仕事に専念する事にした
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