モデルなんてできません

再会

あれから1週間
私はまだ答えが出ずに悩んでいた
京介くんは今仕事で忙しいらしく、あの日以来会えていない
多忙な京介くんの邪魔はできないので、一緒に住む話はできず、保留になっていた
気晴らしにと少し都心まで足を伸ばした私
久しぶりにショッピングを楽しむことにした

‘昔はこの辺に良く来たな‘
私は懐かしくなりながら街を歩いた

オシャレなカフェの前を通りかかった時、私は意外な人物から声をかけられた

「夏樹?」
振り返るとそこには元旦那がいた
「護さん?」

‘久しぶりだね‘
護さんは昔と変わらない笑顔で私に話しかけてきた

‘うん、、久しぶり‘
私は少しびっくりしたように、懐かしそうに答えた

‘夏樹に会いたいと思ってたんだ。ずっと謝らなきゃと思ってた。ちょっと話せない?‘
そう言って護さんは私を近くのカフェに誘った

私達はカフェで話すことになった

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