逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
第10話
目が覚めると、私は自分のベッドの中だった。
パリッと冷たいシーツの心地よさに、夢見心地で腕と足を大きく伸ばし、しばらくその感触を楽しんだ。
だけど、すぐに我に返る。
……ミーはどうしてベッドの中に!?
跳び起きて、周りを見回した。そこは蓮さんのテラスハウスの主寝室──私にあてがわれた部屋──だった。
南東向きの大きな窓からは庭木の葉を通過した朝の光が入り、ブランケットの上に柔らかなフォルムの影をつくっている。
ベッドの上からその向こうにあるウォークインクローゼットに視線を移すと、がらんとした空間の真ん中に、昨日着ていたジャケットとブラウスだけが吊るされているのが見えた。
恐る恐る、ブランケットに包まれた自分の身体に目をやる。すぐに絶望のうめき声が口をついた。
着ているのは下着とキャミソールだけ。それも、スリップ寄りのキャミソールだ。とても人様に見せられるものではない。
パリッと冷たいシーツの心地よさに、夢見心地で腕と足を大きく伸ばし、しばらくその感触を楽しんだ。
だけど、すぐに我に返る。
……ミーはどうしてベッドの中に!?
跳び起きて、周りを見回した。そこは蓮さんのテラスハウスの主寝室──私にあてがわれた部屋──だった。
南東向きの大きな窓からは庭木の葉を通過した朝の光が入り、ブランケットの上に柔らかなフォルムの影をつくっている。
ベッドの上からその向こうにあるウォークインクローゼットに視線を移すと、がらんとした空間の真ん中に、昨日着ていたジャケットとブラウスだけが吊るされているのが見えた。
恐る恐る、ブランケットに包まれた自分の身体に目をやる。すぐに絶望のうめき声が口をついた。
着ているのは下着とキャミソールだけ。それも、スリップ寄りのキャミソールだ。とても人様に見せられるものではない。