逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
第68話
「それじゃ、ねこつぐらの輝かしい未来を祝して、乾杯!」
祐介が満面の笑みで音頭を取り、「乾杯!」の声とともに、私たちのグラスが軽やかに響き合った。私たち三人はビール、蓮さんのグラスには、フレッシュレモンを搾った炭酸水が用意されている。
オープンしたばかりの「古美多」には、祐介と伊吹くん、それに私と蓮さんの四人だけ。まだ他のお客さんはいなかった。
祐介いわく「常連のみんなには、ねこつぐらの快進撃をテレビで初めて知って、腰を抜かすくらい驚いてほしい」のだそうだ。そのために、誰もいない早い時間に店を予約し、先に乾杯を済ませることにしたらしい。
「祐介くん、伊吹くん、『笑いの芸品館』オーディション通過おめでとう! 店から激励の一皿よ!」
ポップな柄のバンダナを巻いた京花さんが、いつものキュートな笑顔を浮かべながら、大皿をテーブルにどんと置いた。
そこには、ご飯で作られたステージの上に揚げたての一口カツが積み上げられ、頂上にはブロッコリーとうずらの卵が一つずつ。そしてステージの周囲には、5個のプチトマトが等間隔で並べられていた。
「京花さん、美味しそうだけど、この謎料理は一体……?」
祐介が満面の笑みで音頭を取り、「乾杯!」の声とともに、私たちのグラスが軽やかに響き合った。私たち三人はビール、蓮さんのグラスには、フレッシュレモンを搾った炭酸水が用意されている。
オープンしたばかりの「古美多」には、祐介と伊吹くん、それに私と蓮さんの四人だけ。まだ他のお客さんはいなかった。
祐介いわく「常連のみんなには、ねこつぐらの快進撃をテレビで初めて知って、腰を抜かすくらい驚いてほしい」のだそうだ。そのために、誰もいない早い時間に店を予約し、先に乾杯を済ませることにしたらしい。
「祐介くん、伊吹くん、『笑いの芸品館』オーディション通過おめでとう! 店から激励の一皿よ!」
ポップな柄のバンダナを巻いた京花さんが、いつものキュートな笑顔を浮かべながら、大皿をテーブルにどんと置いた。
そこには、ご飯で作られたステージの上に揚げたての一口カツが積み上げられ、頂上にはブロッコリーとうずらの卵が一つずつ。そしてステージの周囲には、5個のプチトマトが等間隔で並べられていた。
「京花さん、美味しそうだけど、この謎料理は一体……?」