超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する
第22話 美男子は彼女の気持ちを試したい
次の日の朝、テラスはアンセムに電話をすることにした。
昨日アンセムが言った言葉の意味を知りたかったし、自分の言動が、またアンセムを苦しめているのかもしれないと、気になってたまらなかったからだ。
(部屋にいればいいな…)
しばらく呼び鈴の音が続き、いないのかもしれないと諦めかけたときにやっとつながった。
「もしもし、おはよう。テラスだよ」
『…テラス?』
アンセムの声は少し掠れて眠そうだ。
「ごめん、寝てた?」
『いや、いいよ』
「後でかけなおす?それとも、直接アンセムの部屋に行ってもいい?」
なぜか少し間があってから、
『いや、このままでいいよ。どうしたんだ?』
と、アンセムからの返答があった。
「ん…と、昨日の夜、アンセムの言ったことが気になって。会わない方がいいって、どうしてかなって。」
『それは、また誰かに目撃されたら益々噂が大きくなるかもしれないだろ?そうしたら、テラスに更に迷惑かけることになってしまうのが嫌だったんだ』
「大丈夫だよ」
テラスはアンセムに迷惑かけられてるとは微塵も思っていない。
『本当は、ずっと側にいて守ってあげたいよ。オレはそうしたい』
「大袈裟だな~。
そんなことしなくても大丈夫だよ」
そんなことしたら、アンセムの貴重な時間を消耗してしまうと思うテラス。
『………』
「アンセム?」
『そうだよな。だけど、やっぱりしばらく会うのは控えよう。中央施設だって、同じ寮の住人が出入りしてるし』
「え…」
テラスは突き放されたようで急に寂しくなった。
昨日アンセムが言った言葉の意味を知りたかったし、自分の言動が、またアンセムを苦しめているのかもしれないと、気になってたまらなかったからだ。
(部屋にいればいいな…)
しばらく呼び鈴の音が続き、いないのかもしれないと諦めかけたときにやっとつながった。
「もしもし、おはよう。テラスだよ」
『…テラス?』
アンセムの声は少し掠れて眠そうだ。
「ごめん、寝てた?」
『いや、いいよ』
「後でかけなおす?それとも、直接アンセムの部屋に行ってもいい?」
なぜか少し間があってから、
『いや、このままでいいよ。どうしたんだ?』
と、アンセムからの返答があった。
「ん…と、昨日の夜、アンセムの言ったことが気になって。会わない方がいいって、どうしてかなって。」
『それは、また誰かに目撃されたら益々噂が大きくなるかもしれないだろ?そうしたら、テラスに更に迷惑かけることになってしまうのが嫌だったんだ』
「大丈夫だよ」
テラスはアンセムに迷惑かけられてるとは微塵も思っていない。
『本当は、ずっと側にいて守ってあげたいよ。オレはそうしたい』
「大袈裟だな~。
そんなことしなくても大丈夫だよ」
そんなことしたら、アンセムの貴重な時間を消耗してしまうと思うテラス。
『………』
「アンセム?」
『そうだよな。だけど、やっぱりしばらく会うのは控えよう。中央施設だって、同じ寮の住人が出入りしてるし』
「え…」
テラスは突き放されたようで急に寂しくなった。