超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する
第42話 交際公開
約束通り、アンセムは6時にテラスの部屋を訪れた。
そして2人は手を繋いで一緒に食堂に向かう。
途中何人にも振り向かれた。
アンセムは何食わぬ顔だが、テラスは非常に落ち着かない。
「あのね、アンセム」
「ん?」
「え~と、手を繋がない方がいいんじゃないかと」
「どうして?」
「すっごい見られてる気がするんだけど…」
「そうかもしれないな。今まで女の子と手を繋いで歩く何てほとんどなかったし、周りは見慣れなくて驚くかも知れないな」
しれっと言うアンセム。
「あえて注目浴びるような行動しなくても良くない?」
「オレはテラスと手を繋ぎたいけど」
「もしかして、まだ怒ってる?」
「ああ、今日の仕打ちは一生忘れないよ」
「……ごめんなさい。許して」
しょげるテラスを見てアンセムは笑った。
「半分冗談だけどね」
「残りの半分は?」
「もちろん本気だ」
「………」
そんなどうでも良い会話を楽しむアンセム。
食堂に2人が入ると、視線が集まった。
一瞬、食堂全体が静かになったように感じたのは気のせいだろうか。
「この時間は空いているんだな」
アンセムは全く気にならないようだ。
テラスは覚悟していたこととはいえ、あまりの注目度に顔を引きつらせている。
そして2人は手を繋いで一緒に食堂に向かう。
途中何人にも振り向かれた。
アンセムは何食わぬ顔だが、テラスは非常に落ち着かない。
「あのね、アンセム」
「ん?」
「え~と、手を繋がない方がいいんじゃないかと」
「どうして?」
「すっごい見られてる気がするんだけど…」
「そうかもしれないな。今まで女の子と手を繋いで歩く何てほとんどなかったし、周りは見慣れなくて驚くかも知れないな」
しれっと言うアンセム。
「あえて注目浴びるような行動しなくても良くない?」
「オレはテラスと手を繋ぎたいけど」
「もしかして、まだ怒ってる?」
「ああ、今日の仕打ちは一生忘れないよ」
「……ごめんなさい。許して」
しょげるテラスを見てアンセムは笑った。
「半分冗談だけどね」
「残りの半分は?」
「もちろん本気だ」
「………」
そんなどうでも良い会話を楽しむアンセム。
食堂に2人が入ると、視線が集まった。
一瞬、食堂全体が静かになったように感じたのは気のせいだろうか。
「この時間は空いているんだな」
アンセムは全く気にならないようだ。
テラスは覚悟していたこととはいえ、あまりの注目度に顔を引きつらせている。