超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する
第56話 天才は優越感に浸る
「よう!テラス!」
次の日の朝、アイリと2人で朝食を食べていると、シンがそれはそれは上機嫌な様子で声をかけてきた。
「おっ…はよう」
動揺を必死に隠すテラス。
「朝から騒がしいわね~」
アイリには昨日のことを話していない。
「今朝は色男一緒じゃねーのか?」
「うん…」
「いいのかよ、愛が冷めるぜ」
「愛ぃ~!?」
シンの口からありえない単語が飛び出し、アイリは仰天した。
「シン君なにかに中ったの?」
「いや、幸せなだけだぜ」
「ぶっ!なにそれ」
噴き出すアイリ。
テラスは無言だ。
どうにも昨日の声が頭に残っていて、シンを直視できない。
「テラス」
なのに、シンは自分に話しかけ続ける。
「なに?」
仕方なく対応するテラス。
「俺にもわかったぜ」
「な、なにが?」
「恋愛感情」
「ええ!?」
驚いて声を上げたのはアイリだ。
「俺、ナミルと付き合うことにした」
「ええーーーー!!!」
更に声が大きくなるアイリ。
テラスは顔をひきつらせている。
シンは2人の反応に満足した様子だ。
テラスが顔を引きつらせたのは、アイリの声で耳が痛かったからなのだが。
次の日の朝、アイリと2人で朝食を食べていると、シンがそれはそれは上機嫌な様子で声をかけてきた。
「おっ…はよう」
動揺を必死に隠すテラス。
「朝から騒がしいわね~」
アイリには昨日のことを話していない。
「今朝は色男一緒じゃねーのか?」
「うん…」
「いいのかよ、愛が冷めるぜ」
「愛ぃ~!?」
シンの口からありえない単語が飛び出し、アイリは仰天した。
「シン君なにかに中ったの?」
「いや、幸せなだけだぜ」
「ぶっ!なにそれ」
噴き出すアイリ。
テラスは無言だ。
どうにも昨日の声が頭に残っていて、シンを直視できない。
「テラス」
なのに、シンは自分に話しかけ続ける。
「なに?」
仕方なく対応するテラス。
「俺にもわかったぜ」
「な、なにが?」
「恋愛感情」
「ええ!?」
驚いて声を上げたのはアイリだ。
「俺、ナミルと付き合うことにした」
「ええーーーー!!!」
更に声が大きくなるアイリ。
テラスは顔をひきつらせている。
シンは2人の反応に満足した様子だ。
テラスが顔を引きつらせたのは、アイリの声で耳が痛かったからなのだが。