地の果てに咲く花

少女の懺悔


「ふーっ、美味しかったわね」

「うんっ」

私と希空は席を立ち、お会計のとこへ行く。

「1938円になります」

お財布からお金を取り出そうとすると、希空に止められる。

すると希空が全額出した。

「ちょっ、希空。私も出すって」

「いいの。お姉ちゃんに奢られときなさい」

お姉ちゃんって……。

同い年なんだけどなあ。

希空が支払い終わると店を出る。

「希空、本当に奢ってもらちゃっていいの?」

私が食べた分払えるのになあ……。

「いいって言ってるでしょ!こーゆー時くらい姉の顔立てろ!」

ふふっ。

「は〜い」
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