真夏の一夜は恋の始まり

プロポーズ

季節は冬になった
お盆に長崎に帰省してから、4ヶ月が経とうとしていた
あれから家に帰ると変わらずまた忙しい毎日が始まった
あーまたお休みしたい
年末年始の休みが待ち遠しい今日この頃だ

私達の同棲生活はまあ上手くいっている
大一は元々当直の日はいないし、交代制勤務で休みも固定でなく被らないので、私達は休みが合ったり合わなかったりだ
大一がお休みの日にはご飯を作ってくれるし、家事もしてくれる
逆に私が休みの日には家事をしたり、ご飯を作ったり、分担をして暮らしている
あまり不満もないが、時々職場の人と呑んできて酔っ払って帰ってくることがある為、夜は1人でちょっと寂しい
ただでさえ当直の日はいないから、いない日があるのに加えて夜も遅いのは、同棲したての頃は寂しかったが、それにも慣れつつある自分がいた
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