寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました
エピローグ
結婚を控え、綾都たちは真晴のところで買った家に搬入するための家具や雑貨を見ていた。
家が建つまでは慶紀のマンションで暮らすので、じっくりインテリアを決められる。
「そういえば、最近、私の部屋、汚れなくなったんですよ」
いつぞやのベッドを眺めながら綾都は言った。
「ほう。
なんでだ?」
「物増やさなくなったんで、お母さんが片付けるのが追いつくようになって」
……いや、そもそもお母さんに片付けてもらうな、という顔を慶紀はしていた。
「お前、これからはどうするつもりだ……。
いや、家政婦さんを雇ってもいいんだが」
「そうですね。
とりあえず、ルン◯を雇いましょうか」
それは雇わずに買え。
あとル◯バ、片付けはしないから、という目をされる。