彼の秘密は、溺愛付き。
告白はどちらから
「三原くん、最後に行きたいところがあるの」

「行きたい所?」

「うん、行ったらすぐに分かるよ」

私は三原くんの隣を歩きながら、いつもの場所に向かっていく。

いつものカフェに向かっていく。

私たちにとって大切な場所はあの場所しかないから。

もう閉店しているカフェは電気がついていなくて真っ暗だったけれど、告白するなら絶対にこの場所と決めていた。

カフェの前に着いた私は三原くんと向かい合った。

それで三原くんは私の行動が読めたようで。
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