近くて遠い幼なじみの恋~私の大好き過ぎる片思い日和~
あーちゃん
あーちゃんあーちゃん
何万回、何億回言ったって飽きる事がない言葉。
「うるさい。さち起きろ」
夢うつつで呼んでいた言葉を一切受け付けない冷たい声で一刀両断される。
20年以上は続く鼻を摘まれて起こされる朝の恒例行事!
「いひゃい(痛い)」
「だったら起きろ」
「はい…」とにかく返事して布団から両手を出して広げるポーズをした。
「バカなの?」
蔑んだ目で見下ろされて一瞬怯む。
でも!今日も負けずに私はとっておきの魔法の言葉を唱えた。
「あーちゃん」
「分かったから早く起きろ」
冷たい言い方されてもいつも起こしてくれる。
「私って眠り姫…?」
ルンルンと起きる準備をする私を横目に
あーちゃんは切ない顏を浮かべてるなんて思ってもなかった。
あーちゃんあーちゃん
何万回、何億回言ったって飽きる事がない言葉。
「うるさい。さち起きろ」
夢うつつで呼んでいた言葉を一切受け付けない冷たい声で一刀両断される。
20年以上は続く鼻を摘まれて起こされる朝の恒例行事!
「いひゃい(痛い)」
「だったら起きろ」
「はい…」とにかく返事して布団から両手を出して広げるポーズをした。
「バカなの?」
蔑んだ目で見下ろされて一瞬怯む。
でも!今日も負けずに私はとっておきの魔法の言葉を唱えた。
「あーちゃん」
「分かったから早く起きろ」
冷たい言い方されてもいつも起こしてくれる。
「私って眠り姫…?」
ルンルンと起きる準備をする私を横目に
あーちゃんは切ない顏を浮かべてるなんて思ってもなかった。