プロフィール

加川アサギ
【会員番号】155541
駄文注意報発令中…
精進します!

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作品一覧

【プロット】竜水晶の祠~人は神を救えるか~

総文字数/3,504

ファンタジー5ページ

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神々の時代より少し後の世のこと。 巫女のリィは、大陸の西の果てにある「竜神様の祠」に参拝していた。しかし、賊に襲われ、竜神が封じられているという水晶玉を奪われてしまう。 焦るリィの前に、祭壇の奥から不思議な男性が現れた。実はその男性こそが竜神。水晶玉は封印のための神器に過ぎなかったのだ。 竜神は、リィに頼みごとをする。 「あの水晶玉には、かつて僕を封印してくれた神官が宿っているんだ。どうか彼を助け出すのを手伝ってほしい」 遥か昔、竜神は、 この世の創造主であり、全ての母にあたる原初の神、天神に狙われていた。 天神から身を隠すため、竜神は神官に頼んで自分自身を封印させたのだった。 「彼は恩人なんだ」 そう話す竜神に、リィはうなずく。 「一緒に行きましょう」 しかしリィは複雑だった。「竜神が暴走した時には神殺しをする」という重い使命を先祖代々受け継いでいたのだ。 竜神には使命を秘密にしたまま、竜神や仲間達と共に封印の水晶玉を探す旅に出る。 一方、天神もまた同時期に封印を破っており、竜神を狙い始める。 水晶玉を探す旅を続けながら竜神を守っている内に、リィと竜神はお互い惹かれあっていった。 しかし、時間が経つにつれ、竜神の力は不安定になっていく。 竜神はリィをすっかり信頼しており、 「リィがいるから大丈夫」 と微笑むが、リィは気が気ではない。 やがて、恐れていた事態が起きる。 竜神の力が暴走を始め、リィはそれを阻止すべく、父から受け継いだ神殺しの武器を発動させた。 動揺する竜神。そこへ天神が現れ、邪魔物のリィを吸収し、リィを失った竜神は悲嘆のあまり、水害の禍神となってしまった。 吸収されたリィは、 天神の内部で、神殺しの武器と化していた父や、天神に吸収されていた水晶玉に宿る、先祖の神官の魂と邂逅する。 リィは「竜神を裏切った。全てを壊してしまった」と絶望していたが、父達はリィを励まし、リィを天神から分離させる。 復活したリィは竜神を鎮め、天神と対決。 天神が竜神を求めた理由は、「自分は誰にも愛されていない」という恐怖と絶望ゆえだった。 「あなたの苦しみを分かち合いたい」 リィが差しのべた手を、天神は取り、天神は人間へと生まれ変わった。 そして竜神もまた、人間になることを望む。 後にリィとかつての竜神は結ばれ、人助けを惜しまない、愛情深い人生を歩んだという。
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すてきなごはんと 愛しい君 ・・・・・・・・ 1ページに1話の短編たちです。 お好きなお皿からどうぞ。 ・・・・・・・・
戦人を待つ【プロット】

総文字数/2,070

ファンタジー2ページ

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小国の乱立する島国には、大勢の「傭兵」……戦いを生業とする雇われ者がいた。 実態は暗殺業者、ケンカ屋、本格的な兵士まで様々。 これは、 諍いの絶えない世の中で、 ふりかかる争い事を斬り伏せて進む 傭兵の少女サヤと、 畑を耕していながら 戦いから逃れられない 青年ヤイバの、 剣戟の物語。 腕利きの傭兵として、数多の戦場を渡り歩くサヤ。 仕事が一段落した時だけ、彼女は山あいの、林に囲まれた小さくて温かい家に帰ってくる。 そこには青年ヤイバが、地道に畑を耕しながら生活していて、いつだって彼女を優しく迎え入れてくれた。 「一緒に畑を見ようよ」 と誘うヤイバに、サヤは応えないまま、再び戦に向かう。 帰ればいつだってヤイバに抱きとめてもらえると、そう信じて疑わなかった。 そんなある日、サヤの同業者の少女、ナギがヤイバの家に現れる。 ナギはサヤに頼まれて、サヤの新しい髪留めをもらいにきたのだ。 戦いについてヤイバが問うと、ナギは答える。 「戦いは終わらない。どちらかが力尽きるまで」 ナギは戦場に舞い戻るが、やがて、荒んだ争いに嫌気が差し、再びヤイバのもとを訪れる。 「その鍬を貸して」 ナギはヤイバの畑を共に耕す農民となった。 一方、サヤには次々と依頼が舞い込み、サヤは何を思うことなく、淡々と仕事をこなし続けていた。 次の依頼は、傭兵タカキの暗殺。 依頼者はタカキの姉だった。 タカキは、気に入らないものを片っ端から斬って捨てる、傭兵とは名ばかりのどうしようもない悪人だった。周囲に迷惑だけをかけて、楽しそうに笑うタカキは、サヤに興味を持ち、サヤの大切なもの……ヤイバを殺そうと試みる。 ヤイバもまた、以前は名の通った傭兵だった。 家を襲撃されてなお、ヤイバはタカキに屈しなかった。 駆けつけたサヤは、温かだった家の惨状を目の当たりにし、ようやく自分の過ちに気が付く。 「私はずっと、甘えて、気付かないふりをしていたんだ。 私はヤイバのために、……ここを守るため、戦わなくてはいけなかったのに」 ナギがサヤの盾となり、サヤはタカキを倒す。 最後の仕事を終え、サヤは、今までたくさんの幸福をくれた温もりを求めて、手を伸ばした。 「ただいま」 「おかえり」
ヨカナーンの首

総文字数/3,381

ミステリー・サスペンス16ページ

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美しいあの人を 汚したくなくて だから私は……―― ※グロいです。 苦手な方は、 回れ右して下さいね。 ※レビュー ありがとうございます! さいマサ様 ペンコ様 祠様
フラスコ小世界

総文字数/907

詩・短歌・俳句・川柳6ページ

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フラスコの中には 全てがあった 海、陸、町 人も大勢 誰も、そこが フラスコの中だとは 気付かない でもある時 1人の少女は 知ってしまった…… フラスコ小世界 (フラスコ・スモールワールド) ・・・・・・・・ レビュー ありがとうございます! 颯希様

公開リスト一覧

レビュー一覧

★★★★★
2013/02/17 21:39
ネタバレ
明日は月曜ですね

うらやましい。

サザエさんシンドロームまっしぐらで、現実逃避のために行ったコンビニの駐車場で、携帯ポチポチしながら読んでいた私には、作中の主人公が非常にうらやましく思えました。

いつかこれを読んで、
悲劇だと思う日がくるのか、
何を甘い幻想をとせせら笑う時がくるのか、
もしくは苦い後悔がわく自分になるのか、
それは分かりませんが。


……死ねなかった私は、また明日から戦いの日々です。

がんばろ。

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★★★★
2012/07/14 23:59
ネタバレ
初段の問題です(静岡県)

『剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である』


小学生の時、意味が分かりませんでした。

中高生になって、少し分かった気がしました。

大学生になって、自分の理解が浅かったと思い知りました。


そして、こちらを読みました。

剣道と剣術は異なりますが、きっとこれも、答えの1つ。

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★★★★
2012/01/29 23:15
ネタバレ
なるほど!

真夏のホラー・ショートストーリー。

ですが。


途中で読むのをやめると後悔しますよ……。


怖いのが苦手でも楽しめる作品です。

夏の焦げつくような熱気を思い出しながら、どうぞ。

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★★★
2012/01/21 00:00
ネタバレ
ヒトとは何か

レビュートピから参りました。
一読者として書きますね。

ヒトとは何か。
ヒトの曖昧さ、不思議さ。


欲を言えば、もう一歩先へ行った考察が欲しいです。

ヒトは曖昧だ。
ではその曖昧さを、どう解釈するのか。

曖昧なヒトが嫌いで、それでも愛したいのか。
曖昧さがヒトの本質なら、自分はヒトの1人としてどう生きるのか。


不思議という所感で終わらせずに、あなたのヒトに対する意見を聞きたいな。

辛口になってしまいましたが、こういう考える作品、私は好きですよ♪

ファイト!
応援しています。

2012.1.21.


P.S.
この作品の続編である「曖昧なんだ。」が2012.3.26.に公開されました。
素敵な作品に仕上がっているので、ぜひどうぞ。

2012.3.26.

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★★★★
2012/01/18 19:34
ネタバレ
そんな日常

レビュートピから参りました。

戦時中を描いているにもかかわらず、決して暗くなりすぎず、重くなりすぎず。
伝えたいことを絞って書かれているため読みやすいと感じました。

やや現代っぽい台詞も、現代となんら変わらない日常がそこにあると感じさせます。

変わらぬ日常が愛しいという、今に通じるお話です。

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