神谷りんさんのレビュー一覧

★★★★★
2014/03/25 00:48
ネタバレ
離れて気づく愛おしさ

大手出版社LARGOで働くキャリアウーマンの志保子。
仕事に没頭するあまり、長い間同棲していた聡との関係に終止符を打つ。
そんな志保子の前にタイミング良く現れたのは後輩の西野くん。
西野くんに告白され、付き合い始めた志保子ははじめこそ新鮮な気持ちだった。
しかし、仕事が忙しくなるにつれプライベートと仕事の両立で、西野くんとの関係に小さな歪みが生まれる。
そればかりか年下の西野くんと年上の聡を比べるようになった志保子は気づけば「聡なら…」と思う気持ちを止められないでいた。
そんな志保子が選んだ結末とは…――

西野くんと付き合いつつ聡のことを思い出しては比べてしまう志保子に「分かる分かる」とツッコミをいれていました。
意識せずとも比べてしまいますよね。しかも嫌いになって別れた相手ではないと尚更。
ラストの奇跡的な再会には思わず笑顔に。素敵なお話をありがとうございました。

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★★★★★
2013/05/06 14:24
ネタバレ
葛藤する女

法律事務所で働く杏奈は美人で仕事が出来るしっかり者。
杏奈に近寄る男は多くあれど、皆同じような理由で去って行った。
「杏奈は俺なしでも生きていけるだろ?」
彼氏との別れの言葉は決まっていつもこれ。
そんな杏奈が惹かれたのは同じ事務所で働く弁護士・蓬柚紀。
仕事が出来て美人、気の強い女性が好きなユズは杏奈にアプローチし、杏奈も包容力のあるユズに惹かれ始める。
しかし、ユズの過去の女性を知った杏奈は…―――

傷つくのが怖くて距離を置き、意地っ張りであるが故に己を奮い立たせる。
ユズとの恋と自我の間で葛藤する杏奈の気持ちにとても共感しました。
杏奈のマスカケ線が導いた幸せな未来は色んな葛藤があったからこそですよね。
この小説を読んで、傷つきながらも寄り添っていけるのが恋人なんだなと思いました。
素敵な小説をありがとうございました。

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★★★★★
2013/03/31 15:00
ネタバレ
和風ファンタジー

人と妖怪が共存する町「阿弥樫町(あやかしちょう)」
普段は平穏な町に突如として起こる“神隠し”
ひとり、またひとりと消えていく人。
容疑者に仕立て上げられたのは雪女と人間の半妖である冬矢だった。
一見ただの事件だが裏では冬矢とその周りの人々を取り巻く因縁があった。
真の黒幕が現れた時、阿弥樫町に住む妖怪と人々は…――

73ページと短く感じられると思いますが、73ページの中に面白さがギュッと濃縮されたような小説でした。
主人公の冬矢がかすむくらい強烈な登場人物の数々とテンポの良い進め方に飽くことなく最後まで楽しめました。
魅力的な登場人物の中でも私が特に好きなのは陰陽師の秀明。
ラスト、山姥を追い詰める秀明はとてもかっこよかったです!
京言葉でじわじわ攻める感じが最高でした。
他にもまだまだ魅力あふれる登場人物がいるのですが、書き切れませんので是非読んでみてください。

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★★★★★
2013/03/25 00:34
ほのぼの

学校1の不良“玲”に気に入られて付きまとわれることになった主人公“遥”。 初めは怖くて苦手なタイプだと思っていた遥だが、付きまとわれて玲の素顔を知るうちに… 全体的に対立する高校の不良グループの衝突というお話だったのですが、読了後、この小説はなんだかほのぼのとした印象が残るお話でした。 普通女子な遥がどんどん行動派になり、変わっていくさまが可愛く、健気に映ったからかもしれません。 個人的にツボなのはこの主人公たち苗字呼びなんです! お友達や元カノに対しては名前呼びなのに、、、そこがまた初々しさがあって良かったです^^ 次のオマケ小説は12年後とかなり飛びますが、12年後二人がどうなっているのかも気になります。 オマケ更新も楽しみにしていますね!

学校1の不良“玲”に気に入られて付きまとわれることになった主人公“遥”。
初めは怖くて苦手なタイプだと思っていた遥だが、付きまとわれて玲の素顔を知るうちに…
全体的に対立する高校の不良グループの衝突というお話だったのですが、読了後、この小説はなんだかほのぼのとした印象が残るお話でした。
普通女子な遥がどんどん行動派になり、変わっていくさまが可愛く、健気に映ったからかもしれません。
個人的にツボなのはこの主人公たち苗字呼びなんです!
お友達や元カノに対しては名前呼びなのに、、、そこがまた初々しさがあって良かったです^^
次のオマケ小説は12年後とかなり飛びますが、12年後二人がどうなっているのかも気になります。
オマケ更新も楽しみにしていますね!

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★★★★★
2012/10/04 21:23
惹きこまれました

余計なシーンなど一切なく、けれど細やかな表現は読んでいて飽きがない。 一度読むと止まらず、ほぼ一気読みでした。 青薔薇と呼ばれる盗賊“ユエ”が一枚の絵画を盗んだことから始まるこの物語。 絵画を欲する政界の重鎮、その重鎮を消そうと目論むマフィアたちを巻き込んで進んでいく過程はとてもリアリティがあり、わくわくドキドキしました!! 本作のヒロインの“シホ”がユエに敵対したところはひやひやものでしたが、あのような結果になりホッ。 掴みたくても掴めない、一緒にいたくてもいられない切なさがユエの心情を通じて伝わってきて、やるせなさが襲いましたが、そのままラストを迎えても何故か心は穏やかでした。 想いは通じ合わなかったのに、何故かあれで良かったんだと思える自分がいます。 ヒーローとヒロインが結ばれるようなハッピーエンドじゃなきゃイヤ!という人の価値観を変えるかもしれません。

余計なシーンなど一切なく、けれど細やかな表現は読んでいて飽きがない。
一度読むと止まらず、ほぼ一気読みでした。
青薔薇と呼ばれる盗賊“ユエ”が一枚の絵画を盗んだことから始まるこの物語。
絵画を欲する政界の重鎮、その重鎮を消そうと目論むマフィアたちを巻き込んで進んでいく過程はとてもリアリティがあり、わくわくドキドキしました!!
本作のヒロインの“シホ”がユエに敵対したところはひやひやものでしたが、あのような結果になりホッ。
掴みたくても掴めない、一緒にいたくてもいられない切なさがユエの心情を通じて伝わってきて、やるせなさが襲いましたが、そのままラストを迎えても何故か心は穏やかでした。
想いは通じ合わなかったのに、何故かあれで良かったんだと思える自分がいます。
ヒーローとヒロインが結ばれるようなハッピーエンドじゃなきゃイヤ!という人の価値観を変えるかもしれません。

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★★★★★
2012/03/17 20:48
ネタバレ
正義と悪

強烈なキャラクターと独特の世界観が頭の中に浮かぶような物語でした。
最初はほのぼのとしたストーリーで癒される場面が多々あり、ちょっぴーのキャラクターに癒されていました^^
しかし、後半になるとガラリと物語の雰囲気が変わり、前半の静けさが嘘のよう。
家同士の因縁・因果、それに巻き込まれた子孫たち。
そして、許されない恋に落ちた二人。
まるでロミオとジュリエットの世界のようですが、本作の主人公たちは一味違います。
家同士のしがらみを取り払うように、その運命に、敵に立ち向かい戦う。
二人がたどり着いた答えはラストの様な結果になったけれど、私は納得しました。
正義の中も悪はあり、悪の中にも正義がある。
この言葉がこの物語の全てを語っていると思います。
考えさせられる物語を書いていただきありがとうございました。

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★★★★★
2011/11/06 03:15
究極の三角関係

シリーズを通して1513ページ ページ数でみると怯みそうですが、スラスラと読めたのは読みやすい文章、飽きさせない展開、登場人物の魅力所以でした 伊織のぐらぐらと揺れる恋心が最後の最後まで楽しめるこの作品 元彼・しゅーちゃんと、上司・桐谷部長の間で揺れる姿はもやもやすることもあるかも!? しゅーちゃんか桐谷部長どちらかに決めて!と願うも、見事Ⅲまで悩みきった伊織^^; もやもやしながら伊織の恋を見てきましたが、それでも伊織を嫌いになれなかったのは彼女が恋に一生懸命だったからかな…と そんな伊織の恋模様は見ていて飽きませんでした ドロドロの三角関係でしたが、サラッと読めたのは端々にコミカルな描写があるからこそ 読み始めたら気になって止まらないと思います そして、個人的には一気読みして良かった… この作品、いろんな意味で心臓に悪いですから^^; そんな究極の三角関係を是非!

シリーズを通して1513ページ
ページ数でみると怯みそうですが、スラスラと読めたのは読みやすい文章、飽きさせない展開、登場人物の魅力所以でした
伊織のぐらぐらと揺れる恋心が最後の最後まで楽しめるこの作品
元彼・しゅーちゃんと、上司・桐谷部長の間で揺れる姿はもやもやすることもあるかも!?
しゅーちゃんか桐谷部長どちらかに決めて!と願うも、見事Ⅲまで悩みきった伊織^^;
もやもやしながら伊織の恋を見てきましたが、それでも伊織を嫌いになれなかったのは彼女が恋に一生懸命だったからかな…と
そんな伊織の恋模様は見ていて飽きませんでした
ドロドロの三角関係でしたが、サラッと読めたのは端々にコミカルな描写があるからこそ
読み始めたら気になって止まらないと思います
そして、個人的には一気読みして良かった…
この作品、いろんな意味で心臓に悪いですから^^;
そんな究極の三角関係を是非!

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