プロフィール

稲葉禎和
【会員番号】41045
『新しい歌』を期間限定で公開しております。

作品一覧

あの頃へのラブレター

総文字数/17,835

恋愛(その他)19ページ

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たまには、少しばかり昔を懐かしんで…… 出したくても、書く事すら出来なかった手紙 ほのかに残る想い出は 果たして何通の手紙になるのだろう 2009.4.24 一通目
さよなら異邦人

総文字数/108,863

青春・友情220ページ

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現実は、小説やドラマの世界みたいに、それほどドラマチックなものじゃない。 でも、時々神様はびっくりするような時間をプレゼントしてくれる事がある。 それは僕に関しても同様だった。 アニータ…… 見知らぬ国からやって来た彼女と、僕は一つ屋根の下で暮らす事になった。 以来、僕の中でいろんなものが、シャボン玉のように弾けては飛んだ。 悪戯好きの神様がくれた17歳最後の夏。 僕は新しい扉に手を掛けた……         アクタガワ ナオキ 『こういう小説も、私の中から生まれて来るんだ…… そんな不思議な感覚に包まれながら 書いています            稲葉禎和 』 愛水様 素敵なレビューありがとうございまいた!
凶漢−デスペラード

総文字数/158,356

その他169ページ

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表の世界では生きられない男達がいる。 欲望の赴くままに… 己の力だけでのし上がる… そんな、ありふれた安っぽいハードボイルド小説のような事は、現実の世界では通じない。 誰しもが持っている力への憧れ… 富と権力…そして、暴力… ならず者…凶漢、 デスペラードな男達の物語。 *近々こちらを非公開にさせて頂きます。
自白……供述調書

総文字数/161,575

ミステリー・サスペンス210ページ

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『罪を償うというのは、決して与えられた罰を受けるという事のみでは無い 本物の贖罪とは、罪を犯した者自身が再び過ちの道を歩まぬ事ではないであろうか』 *誠に申し訳ありませんが、近々こちらの作品を一般文芸賞公募の為、非公開とさせて頂きます。 2009.4.12AM2:57完結 2010年3月にお薦め作品に選ばれました。これも皆様の応援の賜物です。ありがとうございます。
1970年の亡霊

総文字数/234,702

ミステリー・サスペンス368ページ

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[ミステリー&サスペンス] 振り下ろされた刀は 頭蓋に当たり 自らの腹に短刀を突き刺していた男は 苦悶の表情を浮かべながら しっかりやるんだ! と目で青年に訴えた 再度振り下ろされた刀 が、やはり男の首は落ちず 更に苦渋の眼差しを見せる もう一人の青年が横合いから刀をひったくり 一閃させた ころりと男の首が落ち 胡坐をかいていた胴体は そのまま前のめりに倒れた *野いちご登録3周年記念作品* *本作品はあくまでもフィクションであり、作中に登場する人物団体は、架空のものであります。尚、事件その他、実際にあった事件を参考にはしておりますが、事実とは一切関係ありません。 *訂正。当初第一部内エピソードで自衛隊派遣先をハイチとして居りましたが、作者の調査不足で11月15日付けでゴラン高原と訂正させて頂きました。先に読み進まれていた読者の方には心からお詫びを申し上げます。2010.11.15am5:14稲葉禎和

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レビュー一覧

★★★★★
2011/01/23 08:09
秘められたメッセージに君は何を見る?

異世界を移動するマシンに乗って旅を繰り返すSFアドベンチャー……と、単純にそういう括りでこの作品を紹介する事は出来ない。 作品の中で繰り広げられる会話文の洒脱さは、作者の最も得意とする所であるが、程よく味付けされたその洒脱さが少しも煩くない。確かな文章力があってこその、軽妙さ。 それをこの作品から感じるだけでも、読む甲斐はあると思う。しかし、真に深いテーマを見つけ出せる事も忘れてはならない。 空想科学小説としての面白さ以上に、ラストに向かって行くに従い伝わって来るメッセージは、科学万能の世界に警鐘を鳴らす痛烈な風刺となっている。 こういう警鐘的作品をさり気無く伝える術が、作者の持つ力量の大きさではなかろうか。そして、絶対的に上手いと感じたのはキャラの活かし方であった。 この作品を読んだ誰もが、それぞれの原口龍太郎博士を想い描けるであろう。 月星大豆氏の真骨頂ここにあり!

異世界を移動するマシンに乗って旅を繰り返すSFアドベンチャー……と、単純にそういう括りでこの作品を紹介する事は出来ない。
作品の中で繰り広げられる会話文の洒脱さは、作者の最も得意とする所であるが、程よく味付けされたその洒脱さが少しも煩くない。確かな文章力があってこその、軽妙さ。
それをこの作品から感じるだけでも、読む甲斐はあると思う。しかし、真に深いテーマを見つけ出せる事も忘れてはならない。
空想科学小説としての面白さ以上に、ラストに向かって行くに従い伝わって来るメッセージは、科学万能の世界に警鐘を鳴らす痛烈な風刺となっている。
こういう警鐘的作品をさり気無く伝える術が、作者の持つ力量の大きさではなかろうか。そして、絶対的に上手いと感じたのはキャラの活かし方であった。
この作品を読んだ誰もが、それぞれの原口龍太郎博士を想い描けるであろう。
月星大豆氏の真骨頂ここにあり!

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★★★★★
2009/07/11 11:04
ネタバレ
王道…

ごくごく普通にある内容の恋愛物である。尤も、世の中の作品の大半は愛がテーマだ。この作品のようにファンタジーであろうが、ハードボイルド物であろうが、根底に流れるものは愛に違いない。それを作者の力で、何処まで個性を感じさせてくれるかが大切になって来る。
この作品には、作者の優しさが随所に見られる。文体は奇をてらう訳ではなく、そのままの心情を込めてある。命の大切さ、人を愛する事の素晴らしさ、そして心の成長…全てがスタンダードである。逆にこういう題材の方が難しいかも知れない。少年の頃の、青い性をコミカルに描く事で、それがある種のコントラストにはなっている。ただ、若干の物足りなさを感じた事も確かであったが、それがどの部分から来るのかは、読者によって異なるであろう。しかし、読んでいて心が温かくなれる作品である。
四つ星に近い五つ星!

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★★★★★
2009/06/13 05:17
ネタバレ
出会いへの感謝を

こんなにも文章を、文字を深く愛し、想いの丈が注がれた作品に出会えて幸福であった。

文章を書こうと志す者ならば、誰もが同じように自らの想いの丈を注いではいるが、それをきちんと表せる者は、そうは居ない。

様々な感情が、この作品から呼び醒まされ、小説の世界で自分も息づく。

一つの文章から、一つの言葉から、登場人物達の笑い声が、嗚咽が、喜びの鼓動が聞こえて来る。

頬を伝わる涙が雫となって落ちる音すらも。

読み終えれば、誰もがきっと、

ありがとう

と言えるだろう。

心の動き、花びらの揺らぎ、街の喧騒、そして、何でもない会話。

全てに命がある。

同じく文章を書く者である私に、書く事の素晴らしさ、勇気を与えて貰えた事にただ感謝するばかりである。

どうか、あなたもこの素晴らしい出会いに導かれますように……

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★★★★★
2009/03/16 17:40
ネタバレ
なにげに……

ケータイ小説の王道的ラブストーリー。

登場人物の設定、展開、テーマ。

いずれも、野いちごに溢れてる物語。

読んで行くうちに、ラストはこうなるだろうなあ、と読めてしまうのだが、一旦読み始めると止まらなくなる程の面白さ。

情景描写、人物の感情表現、台詞回し。

どれを取っても秀逸です。

特に、これから何かを書きたいと思われる方には、これ程適切な教科書はないでしょう。

ヒロイン葉月の心の揺れ動き、まだ成長仕切れない不安定な十代の心を、リアルにそして見事に表現しています。

同世代の読者なら、間違い無く200%満足する事でしょう。

何故なら、お父さん世代の小生が共感出来る位ですから。

作中、なにげに俊玉の台詞が隠れてます。

それを皆さん御自身で見つけて下さい。

お奨めです!!

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★★★★★
2008/07/30 23:00
ひょっとしたら……

僕達はリアルタイムで新しいタイプの作家と出会っているのかも知れない。 語りべを物語のセンターに置く…… 特に真新しい手法では無いが、それをあたかも作者本人のオリジナルのように読ませてしまうのは、作者の感性の素晴らしさから来るものであろう。 かなり深刻なテーマをさらりとコメディタッチに仕上げたセンスは、支持する読者数の多さからも充分に伺える。 さすが、大賞候補Aランク作品である。 つくづく、小説は文章の上手さやテクニックだけではなく、センスが一番であるという事と、オリジナリティの大切さを感じさせてくれる作品だ。 小説を書きたいと思っている全ての人々よ、この作品を先ずは読むべし!

僕達はリアルタイムで新しいタイプの作家と出会っているのかも知れない。

語りべを物語のセンターに置く……

特に真新しい手法では無いが、それをあたかも作者本人のオリジナルのように読ませてしまうのは、作者の感性の素晴らしさから来るものであろう。

かなり深刻なテーマをさらりとコメディタッチに仕上げたセンスは、支持する読者数の多さからも充分に伺える。

さすが、大賞候補Aランク作品である。

つくづく、小説は文章の上手さやテクニックだけではなく、センスが一番であるという事と、オリジナリティの大切さを感じさせてくれる作品だ。

小説を書きたいと思っている全ての人々よ、この作品を先ずは読むべし!

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  • 山本周五郎
  • ジョン・グリシャム
  • 司馬遼太郎、高村薫
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