プロフィール

小鳩 憂
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小鳩憂(こばとうい)と申します。

明るいお話を読むのは苦手、書くのはもっと苦手。基本は書くのも読むのも短編専門です。

✾オススメ掲載して頂きました
【金魚は月夜に照らされて】
【来世はおとぎで出逢いたい】
【メロウ】

✾new→8月9日【漣は知ってる】

作品一覧

仕様もない話

総文字数/4,749

恋愛(その他)4ページ

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君へ贈る独り言 ------------------------------------------- レビュー感謝です 野路 喜道 様 ❁ 楓 十色 様
花冠の指

総文字数/2,780

恋愛(その他)4ページ

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蜃気楼みたいな幸福
漣は知ってる

総文字数/560

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覚えてる。
彩りを吐いて君はゆく

総文字数/2,794

恋愛(その他)5ページ

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あなたが殺した、私の無色 ----------------------------------------------------------------- レビュー感謝です ☆はるニャン☆ 様 ❀ 立花いずみ 様 少名毘古那 様 ❀ 星川由良 様 月城類 様 ❀ 七城七日 様 雨音空月 様 ❀ アライ・エン 様 柳 千鶴 様 ❀ 和泉りん 様 勿忘草 様 ❀ 楓 十色 様 蒼井サリー 様 ❀ 桐原英里 様
柘榴と唇

総文字数/1,506

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心臓で爪を研ぐ

公開リスト一覧

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レビュー一覧

★★★★★
2016/05/18 14:21
ネタバレ
あの頃ラッキーストライクと彼

煙草に火を付けるたび、過ぎ去った記憶が細い煙に誘われて蘇ります。くだらないことで笑い合えた時間を、共有していたちいさな秘密を、あの頃抱えていた不安や希望やそのすべてを、その煙は知っています。

それは他人から見ればありきたりな青春物語かもしれないけれど、彼らにとってはきっとそれが世界の全てだった。学生時代、世界はとても狭いものでした。両腕で届くほどにしか世界を知らなかった。そのちいさな世界の中で彼らが出会えたことには大きな意味があると思います。

主人公の最後の問いかけは、彼へと向けたものなのか、それとも自分自身へ向けたものなのか。ラッキーストライクが特別なものでなくなった今だからこそ、ふと彼を思い出すその瞬間が、どうしようもなく悲しくて、そしてあたたかい。

本当に胸を打たれました。読めばわかります。とにかく読んでください。

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★★★★★
2016/05/17 15:09
ネタバレ
中崎町アンサンブル

セピア色の夢の中を、裸足で彷徨い歩いているような感覚がします。美しい街並みと、黒猫の声、そしてそこに迷い込んだ"僕"の姿が鮮やかに浮かびます。

またね、と手を振ったまま、永遠にたどり着かなかった答えが、その街にはきっとあるのでしょう。懐かしむように、思い知らされるように、柔らかな感傷の中で物語は幕を閉じます。私はこれをハッピーエンドだと思いたいです。"彼女"は今、幸せなのですから。

とても素敵な物語でした。ぜひ読んでください。

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★★★★★
2015/07/31 05:26
水底に囁く

ふわふわと水の中を漂うような、繊細で美しい物語です。多くを語らず、存在すらも曖昧なまま、泡のように始まって泡のように終わる。けれど最後には切なさや悲しさはなくて、あたたかさだけが残りました。 両手で掬って、そおっと覗き込んでみたくなるような、優しく美しいお話でした。素敵です。

ふわふわと水の中を漂うような、繊細で美しい物語です。多くを語らず、存在すらも曖昧なまま、泡のように始まって泡のように終わる。けれど最後には切なさや悲しさはなくて、あたたかさだけが残りました。

両手で掬って、そおっと覗き込んでみたくなるような、優しく美しいお話でした。素敵です。

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★★★★★
2015/01/01 17:54
ネタバレ
狂々にして

恐ろしいのに美しい。

様々な角度から、様々な物語が描かれています。世界観も、空気もバラバラで、一見まとまりのない短編集のようにも思えるけれど、すべて読み終えて振り返ってみると、どの物語の中にも『純粋な愛情』が存在するのがわかります。

愛しているから手に入れる。愛しているから汚す、失う。愛しているから身を滅ぼして、愛しているから手が届かない。

救いようのない愛しさが心地よい、とても素敵な作品でした。

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★★★★★
2014/11/08 22:50
ネタバレ
殺してあげる

生きていること、死ぬこと。

生きているからこそ、生きているが故に、死を望んでしまうようなつらい出来事や悲しみが存在する。

心がそれに負け、死を意識してはじめて、生きているということを改めて実感することができるのかもしれません。

いい意味で、とても闇が深い作品でした。

ホラーだけれど、何かを考えさせられるような
どこか心地のいい恐怖を感じられます。

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好きな作家

  • 江戸川乱歩
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