【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
甘い罠を何度でも【2025.2~】
よく寝た気がする……。
日の光が少しだけ漏れるカーテンから、かなり寝てしまったことがわかった。
隣を見ればすでに沙耶の姿はなく、そっと音を立てずに起きたことがわかる。
一緒に住み始めたころは、沙耶の温もりがなくなると、無意識に抱きしめて引き留めていたが、仕事に慣れてきた今、かなり膨大な量を抱えていることもあり、疲れているせいで沙耶が起きるのに気づくことができない。
「今日も沙耶の寝顔、見られなかったな……」
ちらりと時計を見れば、もう10時を過ぎていた。
昨夜、仕事を持ち帰ったこともあり、眠ったのが3時近かったせいか、起きようと思わなければこんなものかもしれない。
でも、目覚ましをかけていたはずだ。
目覚ましが鳴っても起きない俺に、沙耶が止めたのだろう。そう気づくと、その優しさに笑みが漏れる。
今日は久しぶりの休みだから、沙耶と一緒にどこかに出かけようと伝えてあった。
日の光が少しだけ漏れるカーテンから、かなり寝てしまったことがわかった。
隣を見ればすでに沙耶の姿はなく、そっと音を立てずに起きたことがわかる。
一緒に住み始めたころは、沙耶の温もりがなくなると、無意識に抱きしめて引き留めていたが、仕事に慣れてきた今、かなり膨大な量を抱えていることもあり、疲れているせいで沙耶が起きるのに気づくことができない。
「今日も沙耶の寝顔、見られなかったな……」
ちらりと時計を見れば、もう10時を過ぎていた。
昨夜、仕事を持ち帰ったこともあり、眠ったのが3時近かったせいか、起きようと思わなければこんなものかもしれない。
でも、目覚ましをかけていたはずだ。
目覚ましが鳴っても起きない俺に、沙耶が止めたのだろう。そう気づくと、その優しさに笑みが漏れる。
今日は久しぶりの休みだから、沙耶と一緒にどこかに出かけようと伝えてあった。