シンデレラは王子様と離婚することになりました。
第九章 これから始まる結婚生活
今日はなんだかどっと疲れた。
今朝、おもわず口に出してしまった、離婚の二文字。
大翔と離婚したいのかといったらそうじゃない。むしろ逆で、離婚なんてしたくない。
でも、このままずるずると結婚生活を続けていったら、辛くなるのは目に見えていた。
どんどん大翔が好きになって、離婚することを拒否してしまいそうになるほど。
大翔を好きにならない女だと思ったから私を結婚相手に選んだのに。いつでも離婚できるように。それなのに、好きになって、離婚したくないなんて言ったら契約不尾行だ。そんなの絶対、駄目に決まっている。
だから『そろそろ離婚しない?』と言った。
これ以上、傷つきたくないから。
それなのに大翔は、『また今度な』と言ってはぐらかす。
今度じゃ駄目だよ、今じゃなきゃ駄目なの。私が契約破ってもいいの⁉ なんて、そんなこと言えないままこの話は流れた。
そろそろ帰ろうかと身支度を整えていると、大翔からラインメッセージが届いた。
『仕事が終わったら社長室に来てほしい』
急速に胸がざわつき、不安に駆られる。
いつもは別々に帰っているのに、どうしてだろう。
今朝、おもわず口に出してしまった、離婚の二文字。
大翔と離婚したいのかといったらそうじゃない。むしろ逆で、離婚なんてしたくない。
でも、このままずるずると結婚生活を続けていったら、辛くなるのは目に見えていた。
どんどん大翔が好きになって、離婚することを拒否してしまいそうになるほど。
大翔を好きにならない女だと思ったから私を結婚相手に選んだのに。いつでも離婚できるように。それなのに、好きになって、離婚したくないなんて言ったら契約不尾行だ。そんなの絶対、駄目に決まっている。
だから『そろそろ離婚しない?』と言った。
これ以上、傷つきたくないから。
それなのに大翔は、『また今度な』と言ってはぐらかす。
今度じゃ駄目だよ、今じゃなきゃ駄目なの。私が契約破ってもいいの⁉ なんて、そんなこと言えないままこの話は流れた。
そろそろ帰ろうかと身支度を整えていると、大翔からラインメッセージが届いた。
『仕事が終わったら社長室に来てほしい』
急速に胸がざわつき、不安に駆られる。
いつもは別々に帰っているのに、どうしてだろう。