幼なじみの不器用な愛し方
幼なじみは怒り心頭です。
クリスマスや年越しなどのイベントがあった冬休みはあっという間に過ぎ去り、3学期が始まって早1週間が経った。
とはいえ3学期は授業がなくほとんど自由登校なので、既に進路が決まっているわたしは学校に行かなくてもいいんだけど……。
家にいたって特にすることもないし、有斗も仕事で家にいないことが多いしってことで、登校して一般組に混じって勉強することにした。
入学してから一般入試組に遅れをとるのも嫌だし、勉強するに越したことはない。
「やばいよ〜。共通テストまであと少ししかないよ〜」
お昼休みにお弁当を一緒に食べていた唯子が、半べそで声を上げた。その隣に座るツジが、苦笑いを浮かべる。
唯子とツジの本命大学は同じだけど、どうやらツジの方が余裕みたいだ。
「年明けたらほんとあっという間だよなー」
「冬休みなんか一瞬で過ぎ去っていったもん」
一般組の苦しみはわたしにはわからないので、話を合わせて頷いておく。
わたしと2人とでは、最近の時間の進み方が違うんだろう。
とはいえ3学期は授業がなくほとんど自由登校なので、既に進路が決まっているわたしは学校に行かなくてもいいんだけど……。
家にいたって特にすることもないし、有斗も仕事で家にいないことが多いしってことで、登校して一般組に混じって勉強することにした。
入学してから一般入試組に遅れをとるのも嫌だし、勉強するに越したことはない。
「やばいよ〜。共通テストまであと少ししかないよ〜」
お昼休みにお弁当を一緒に食べていた唯子が、半べそで声を上げた。その隣に座るツジが、苦笑いを浮かべる。
唯子とツジの本命大学は同じだけど、どうやらツジの方が余裕みたいだ。
「年明けたらほんとあっという間だよなー」
「冬休みなんか一瞬で過ぎ去っていったもん」
一般組の苦しみはわたしにはわからないので、話を合わせて頷いておく。
わたしと2人とでは、最近の時間の進み方が違うんだろう。