冷酷弁護士と契約結婚
契約
寝心地のいいベッドで目を覚ました鈴音は飛び起きた。6畳の自分がいるはずの部屋ではなく、その倍以上の広さで落ちつきがあるモノトーンでまとめられ部屋。
(えっ、えーっ、ここどこ?......、確か送ってもらって、玄関の前に写真があって......)
「お、おはようございます」
か細い声で、リビングに入った鈴音。
新聞を読んでいた涼介が顔を上げ、有名ブランドのロゴが入った紙袋を彼女に差し出す。
「昨夜コンシェルジュに用意させた。着替えに必要な物は全部入っているはずだから」
このブランドはTシャツだけでも1万円以上し、とてもじゃないが鈴音には手が出せない。
「あ、あのこんな高価なお洋服、お支払い出来ません」
紙袋を返そうと試みたが、涼介が受け付けない。
「いいから早く着替えてこい」
鈴音を浴室へ送り出した。
涼介は今まで女性からブランド品をねだられることはあったが、拒否されたのは初めて。
「アイツといると調子が狂うな」
呟きながらキッチンへ行く。
(えっ、えーっ、ここどこ?......、確か送ってもらって、玄関の前に写真があって......)
「お、おはようございます」
か細い声で、リビングに入った鈴音。
新聞を読んでいた涼介が顔を上げ、有名ブランドのロゴが入った紙袋を彼女に差し出す。
「昨夜コンシェルジュに用意させた。着替えに必要な物は全部入っているはずだから」
このブランドはTシャツだけでも1万円以上し、とてもじゃないが鈴音には手が出せない。
「あ、あのこんな高価なお洋服、お支払い出来ません」
紙袋を返そうと試みたが、涼介が受け付けない。
「いいから早く着替えてこい」
鈴音を浴室へ送り出した。
涼介は今まで女性からブランド品をねだられることはあったが、拒否されたのは初めて。
「アイツといると調子が狂うな」
呟きながらキッチンへ行く。