バツイチ美女と 御曹司

帰国と再会そして出会い

マリが東京で通っていてデイプロマを取得
したフラワースクールの本部がロンドンに
あった。

そこでプロコースのレッスンを1年間
受講した。

そして、スクールが運営するフローリストで
働いて実践の勉強をしたり、
ほんとにいろんな経験をさせてもらった。

フラワースクールの終了後も半年位は
そのままフローリストで働いた。

そして縁あってパリのフローリストに
紹介されてロンドンでの1年半の後
一年はパリの有名なフローリストの
ショップで職を得た。

最初は、英語での会話についていくのに
必死だったが、二カ月もすると普通に
話せるようになった。

イギリス英語は聞きやすいと言われているが、
地方によっては訛りがあったりして、
それは少し聴き取れなかったりもするが、
生活や仕事に困ることはなくなった。

優依の言うとおり、英語を使わないと
いけない環境に追い込まれると、必然的に
話せるようになるものだと実感したのだった。

ロンドンでは最初家具付の賃貸に
入居したが、やはり家賃が高く
すぐにルームシェアに切り替えた。

同居人のアデルはフランス人で
仕事の関係でロンドンに住むように
なったという彼女のルームシェア相手は
マリで三人目だったようだ。

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