続お菓子の国の王子様〜結婚に向けて〜 花村三姉妹 美愛と雅の物語
雅サイド
美愛ちゃんに俺が作った指輪をはめてもらって、もうすぐ1週間になる。
俺たちの関係は、ますます良い方向に進んでいると思う。
隠し事や嘘をつかないという約束をし、彼女は自分の思っていることを伝える練習をしている。
今まで自分の気持ちを隠すことに慣れていた彼女には、感情をストレートに表現するのが難しい。頭の中で色々と考えすぎてしまい、うまくまとまらないと言っていた。
難しく考える必要はない。まず最初に感じたことを言えばいい。例えば、「怖い」や「嬉しい」などの短い単語で構わない。
もう1つの新しい関係も、良い方向に進んでいる。あれから毎日、彼女との甘く深いキスとスキンシップを続けている。相変わらず足に力が入らず俺にしなだれかかり、潤んだ瞳を向ける彼女がたまらなく愛おしい。
今日は西園寺の実家に結婚の挨拶をしに行く。美愛ちゃんはもう起きて、ドイツのパイを作っているだろう。
ここ数回、このドイツパイ作りを手伝い始めた.....と言っても、生地を薄く広げることくらいだが。だけれど、これがなかなか難しい。最終的には、生地の下が透けて見える程度に仕上げる。最近はコツも掴めてきて、彼女にも褒められた。
上手くできて嬉しいのはもちろんだが、何よりも彼女と一緒に同じことをして過ごせる時間に幸せを感じている。
さてと、俺も美愛ちゃんからプレゼントされた黒のエプロンを着けて、手伝いをしよう。
俺たちの関係は、ますます良い方向に進んでいると思う。
隠し事や嘘をつかないという約束をし、彼女は自分の思っていることを伝える練習をしている。
今まで自分の気持ちを隠すことに慣れていた彼女には、感情をストレートに表現するのが難しい。頭の中で色々と考えすぎてしまい、うまくまとまらないと言っていた。
難しく考える必要はない。まず最初に感じたことを言えばいい。例えば、「怖い」や「嬉しい」などの短い単語で構わない。
もう1つの新しい関係も、良い方向に進んでいる。あれから毎日、彼女との甘く深いキスとスキンシップを続けている。相変わらず足に力が入らず俺にしなだれかかり、潤んだ瞳を向ける彼女がたまらなく愛おしい。
今日は西園寺の実家に結婚の挨拶をしに行く。美愛ちゃんはもう起きて、ドイツのパイを作っているだろう。
ここ数回、このドイツパイ作りを手伝い始めた.....と言っても、生地を薄く広げることくらいだが。だけれど、これがなかなか難しい。最終的には、生地の下が透けて見える程度に仕上げる。最近はコツも掴めてきて、彼女にも褒められた。
上手くできて嬉しいのはもちろんだが、何よりも彼女と一緒に同じことをして過ごせる時間に幸せを感じている。
さてと、俺も美愛ちゃんからプレゼントされた黒のエプロンを着けて、手伝いをしよう。