続お菓子の国の王子様〜結婚に向けて〜 花村三姉妹 美愛と雅の物語
美愛サイド
雅さんから世界でたった1つの特別な婚約指輪を受け取ってから、もうすぐ1週間になる。
これまでずっと着けていた、幼い頃雅さんにもらったチャームを外し、この婚約指輪をチェーンに通し休みの日以外はネックレスとして身に着けている。
まだ会社の皆さんには秘密だから。
あの日以来、私は雅さんに対して聞きたいことや言いたいことを我慢せず、自分の中で完結させずに彼とコミュニケーションを取るようにしている。
いまだに考えすぎてしまい、時間がかかることもあるが、彼が『焦らなくていいよ、ゆっくりで。待てるから大丈夫だよ』と言ってくれる。
婚約指輪の件についても、私がはっきりと聞いていいれば、こんな大事にはならなかったのだろう。でもあの時は、最悪の事態を恐れて聞けなかった。毎晩帰宅すると、女性用の香水がただよってくる雅さんには。まあ、全て誤解だったし、女性だと思っていた人が女性モデル顔負けの男性だったから、あの非常識いよりは。
さて、昨夜準備した生地を1時間前から室温に戻し、殺菌消毒した大きなダイニングテーブルの上で生地を薄く広げていく。
途中から雅さんが来て、私の代わりにこの作業を手伝ってくれる。
私は中に入れるフィリングを用意した。
ここに住むようになってから、よくこのシュトゥルーデルをリクエストしてくれる雅さんは、この生地を薄く広げる作業を手伝ってくれる。最近では、私よりも上手にできるようになった。雅さんと一緒に料理するこの時間が大好き。
シュトゥルーデルをオーブンで焼いている間に身支度をし、焼き上がった後に少し冷ましてから雅さんの実家へ。
これまでずっと着けていた、幼い頃雅さんにもらったチャームを外し、この婚約指輪をチェーンに通し休みの日以外はネックレスとして身に着けている。
まだ会社の皆さんには秘密だから。
あの日以来、私は雅さんに対して聞きたいことや言いたいことを我慢せず、自分の中で完結させずに彼とコミュニケーションを取るようにしている。
いまだに考えすぎてしまい、時間がかかることもあるが、彼が『焦らなくていいよ、ゆっくりで。待てるから大丈夫だよ』と言ってくれる。
婚約指輪の件についても、私がはっきりと聞いていいれば、こんな大事にはならなかったのだろう。でもあの時は、最悪の事態を恐れて聞けなかった。毎晩帰宅すると、女性用の香水がただよってくる雅さんには。まあ、全て誤解だったし、女性だと思っていた人が女性モデル顔負けの男性だったから、あの非常識いよりは。
さて、昨夜準備した生地を1時間前から室温に戻し、殺菌消毒した大きなダイニングテーブルの上で生地を薄く広げていく。
途中から雅さんが来て、私の代わりにこの作業を手伝ってくれる。
私は中に入れるフィリングを用意した。
ここに住むようになってから、よくこのシュトゥルーデルをリクエストしてくれる雅さんは、この生地を薄く広げる作業を手伝ってくれる。最近では、私よりも上手にできるようになった。雅さんと一緒に料理するこの時間が大好き。
シュトゥルーデルをオーブンで焼いている間に身支度をし、焼き上がった後に少し冷ましてから雅さんの実家へ。