『あなたを愛することはございません』と申し上げましたが、家族愛は不滅ですわ!
16 おタンパク質ですわ! ※爬虫類みたいなのが出てきます!
その日、キャロラインはそれを拾った。
ぽかぽかした日差しを浴びながらのんびりと渡り廊下を歩いていると、
「ぎゃんっ!」
出し抜けに、空から彼女の顔面めがけて大きなトカゲが降ってきたのだ。
トカゲは彼女の顔をバウンドして、ぼとりと地面に落ちた。それはハーバート一族の瞳よりも濃い鮮やかな青色で、大人の猫くらいの大きさだった。
「あらぁ〜〜〜? なにかしら?」
それは目を閉じたままで、死んだようにピクリともしなかった。
「……」
キャロラインはトカゲの尻尾をひょいと掴んで持ち上げ、しげしげと観察をした。
「ふむふむ……」
艶がある。血行も良い。新鮮だ。
(これは美味しそうですわぁ〜〜〜!)
そうと決まったら、早速行動だ。
キャロラインは意気揚々とメイドたちに指示を出し、自身も準備を始めた。
「丸焼きにしていただきましょう〜。二人ともちょっと細っこいから、おタンパク質を取らせなきゃいけませんわぁ〜!」
ぽかぽかした日差しを浴びながらのんびりと渡り廊下を歩いていると、
「ぎゃんっ!」
出し抜けに、空から彼女の顔面めがけて大きなトカゲが降ってきたのだ。
トカゲは彼女の顔をバウンドして、ぼとりと地面に落ちた。それはハーバート一族の瞳よりも濃い鮮やかな青色で、大人の猫くらいの大きさだった。
「あらぁ〜〜〜? なにかしら?」
それは目を閉じたままで、死んだようにピクリともしなかった。
「……」
キャロラインはトカゲの尻尾をひょいと掴んで持ち上げ、しげしげと観察をした。
「ふむふむ……」
艶がある。血行も良い。新鮮だ。
(これは美味しそうですわぁ〜〜〜!)
そうと決まったら、早速行動だ。
キャロラインは意気揚々とメイドたちに指示を出し、自身も準備を始めた。
「丸焼きにしていただきましょう〜。二人ともちょっと細っこいから、おタンパク質を取らせなきゃいけませんわぁ〜!」