花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー
二人の今日と未来
爽やかな朝の光で環は目を覚ました。
環の身体には、昨夜の葉山からの激しい愛撫と口づけの記憶がまだ色濃く残っている。
環の隣には上半身裸の葉山が穏やかな寝息を立てていた。
スラリとしたスーツ姿からは想像出来ない、しっかりとした筋肉がついている葉山の素の肉体がまぶしい。
葉山を起こさないようにそっと起き上がろうとする環の身体を、葉山は片手でグイっと抱き寄せた。
そして環の顔を両手で包み込み、強引に唇を奪う。
「んっ・・・」
昨夜の余韻を思い出し、環の身体はまた蕩けそうになる。
やっと唇を離した葉山が環に、まだ眠そうな目を細めて微笑んだ。