上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
プロローグ
仕事に没頭して曜日感覚だけで生きていたら日付がいつのまにか三十歳の誕生日を過ぎていた。それを指摘してくれる人もいない、自分でさえ気づかない、それほど自分自身の生活を雑に生きている。
天野あかりは今年三十歳になる。もう、なった。そんな気づいたらアラサーに足を突っ込んでいたあかりは今職場のパソコンに向き合いつつ眉間に皺を寄せて画面とにらめっこをしている。
(高いなぁ……気軽に出せる金額じゃないけどまずはこれが確実だよなぁ……)
グー〇ルが教えてくれるあかりの悩みへの回答は現実的で生易しくはない金額を提示してくる。
(卵子凍結の費用はぁ……って高い!貯金がないわけじゃないけど、ここで出した後のこと考えるとしんどいんだよなぁ、今後もっとお金かかること考えると……でも卵子なくなったらそもそもだしやっぱり必要経費なのかな……)
「うーん、しかし高い……」
「金はかかりそうだな」
「ですよね、少子化対策とか言っててなんで保険適用外なんだろって――不破部長!!」
いつのまにかデスクの横に上司が肘をついて悩むあかりの顔を覗き込んできた。
天野あかりは今年三十歳になる。もう、なった。そんな気づいたらアラサーに足を突っ込んでいたあかりは今職場のパソコンに向き合いつつ眉間に皺を寄せて画面とにらめっこをしている。
(高いなぁ……気軽に出せる金額じゃないけどまずはこれが確実だよなぁ……)
グー〇ルが教えてくれるあかりの悩みへの回答は現実的で生易しくはない金額を提示してくる。
(卵子凍結の費用はぁ……って高い!貯金がないわけじゃないけど、ここで出した後のこと考えるとしんどいんだよなぁ、今後もっとお金かかること考えると……でも卵子なくなったらそもそもだしやっぱり必要経費なのかな……)
「うーん、しかし高い……」
「金はかかりそうだな」
「ですよね、少子化対策とか言っててなんで保険適用外なんだろって――不破部長!!」
いつのまにかデスクの横に上司が肘をついて悩むあかりの顔を覗き込んできた。
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