上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
episode2/不破視点
「今晩……抱いてもらえませんか?」
あかりが溢した言葉に一瞬身構えた。あきらかにいつもと様子がおかしかった。妊娠するためのセックスを求めている風に見えなかったからだ。子を宿すためではなくて、あかり自身を差し出すような哀願。どこか揺れた様な瞳がそう思わせた。
「……いいよ」
なにかあったのか、何を思っている?そう聞けばよかった、なぜ聞けないのか。
あかりに対して甘えるくせに臆病になってきている。自分から本音を言えない、そんな自分が情けなくてどんどん嫌気が差していた。
「夜、時間作る。またあとで携帯に連絡入れる。待ってて」
そう言って頬に手を這わせたら潤んだ瞳で見つめてくるから可愛くて。勘違いしそうになる、あかりが単純に自分を求めているのではないかと。
「……ワガママばかり、すみません」
「ワガママなんかじゃないよ」
そう思う気持ちに嘘はない。
あかりが溢した言葉に一瞬身構えた。あきらかにいつもと様子がおかしかった。妊娠するためのセックスを求めている風に見えなかったからだ。子を宿すためではなくて、あかり自身を差し出すような哀願。どこか揺れた様な瞳がそう思わせた。
「……いいよ」
なにかあったのか、何を思っている?そう聞けばよかった、なぜ聞けないのか。
あかりに対して甘えるくせに臆病になってきている。自分から本音を言えない、そんな自分が情けなくてどんどん嫌気が差していた。
「夜、時間作る。またあとで携帯に連絡入れる。待ってて」
そう言って頬に手を這わせたら潤んだ瞳で見つめてくるから可愛くて。勘違いしそうになる、あかりが単純に自分を求めているのではないかと。
「……ワガママばかり、すみません」
「ワガママなんかじゃないよ」
そう思う気持ちに嘘はない。