true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
【あの日の約束と変わらぬ愛】
いつも2人で出掛ける時や記念日は、
「心海に楽しんでもらいたいんだ」
と、全て優聖さんが準備して、私は驚きと感動で、毎回泣いているという、幸せなサプライズを味わっている。
今日は、10年目の結婚記念日。
休日と重なって、海聖と次男の晃聖(こうせい)は、優聖さんの実家に預かってもらうことになった。
亮聖さんは、何度かお見合いをしたものの、結婚までは至らず、
「僕は1人が楽なんだ。会社は優聖の子供達に託すよ」
そう言って、2人を可愛がってくれている。
「語学を学ばさないと」
亮聖さんと優聖さんは、海聖達に先ずは英語からと、日本語禁止時間を作っている。
海聖は、学んだことを私に話しかけてもニコニコしてるだけだから、
「ママには、日本語だけにしてあげてね」
と亮聖さんと優聖さんにお願いしてくれていた。
それを聞いた亮聖さんは、
「さすが、優聖のミニチュア。心海ちゃんには甘いね」
と笑っていた。
お父さんは、
「後継ぎになるなら、私は甘やかさないよ」
そう言いながら、海聖と晃聖が行くと、デレデレじぃじになる。
「私のこと、怖がってないか?」
そっと、私に聞く可愛らしい一面もあって、
「本当はね、とても子供が大好きなの。亮聖や優聖の前では威厳ありそうだけど、いつも心配していたのよ」
お母さんは、お父さんの裏話を楽しそうに教えてくれた。
やはり、親子だ。優聖さんもそうだから・・・
子供達を預けて、車は走り出し、2人の時間を過ごす。
夜景を見渡せる最高級ホテルのVIPルーム。
2人は食事を終えて、夜景を見ながら、静かな時を過ごしていた。
付き合ってからも、結婚してからも、子供達が産まれてからも、2人で過ごす時は、見たことの無い世界観で、お姫様になったような気分を味合わせてくれる。
事務所は、大きくなり、専門分野毎に部署で分けて、弁護士になった加東さん、冴子さん夫婦は、それぞれの部署の責任者になり、こまさんと山内さんは、相談役として、育成にも力を入れている。
書庫と会議室で実質、無人だった9階と10階は、今は賑やかにスタッフが行き交う。
月日と共に、大きくなった事務所・・・
4人だけだった広々していた事務所は、活気づいていた。
「心海に楽しんでもらいたいんだ」
と、全て優聖さんが準備して、私は驚きと感動で、毎回泣いているという、幸せなサプライズを味わっている。
今日は、10年目の結婚記念日。
休日と重なって、海聖と次男の晃聖(こうせい)は、優聖さんの実家に預かってもらうことになった。
亮聖さんは、何度かお見合いをしたものの、結婚までは至らず、
「僕は1人が楽なんだ。会社は優聖の子供達に託すよ」
そう言って、2人を可愛がってくれている。
「語学を学ばさないと」
亮聖さんと優聖さんは、海聖達に先ずは英語からと、日本語禁止時間を作っている。
海聖は、学んだことを私に話しかけてもニコニコしてるだけだから、
「ママには、日本語だけにしてあげてね」
と亮聖さんと優聖さんにお願いしてくれていた。
それを聞いた亮聖さんは、
「さすが、優聖のミニチュア。心海ちゃんには甘いね」
と笑っていた。
お父さんは、
「後継ぎになるなら、私は甘やかさないよ」
そう言いながら、海聖と晃聖が行くと、デレデレじぃじになる。
「私のこと、怖がってないか?」
そっと、私に聞く可愛らしい一面もあって、
「本当はね、とても子供が大好きなの。亮聖や優聖の前では威厳ありそうだけど、いつも心配していたのよ」
お母さんは、お父さんの裏話を楽しそうに教えてくれた。
やはり、親子だ。優聖さんもそうだから・・・
子供達を預けて、車は走り出し、2人の時間を過ごす。
夜景を見渡せる最高級ホテルのVIPルーム。
2人は食事を終えて、夜景を見ながら、静かな時を過ごしていた。
付き合ってからも、結婚してからも、子供達が産まれてからも、2人で過ごす時は、見たことの無い世界観で、お姫様になったような気分を味合わせてくれる。
事務所は、大きくなり、専門分野毎に部署で分けて、弁護士になった加東さん、冴子さん夫婦は、それぞれの部署の責任者になり、こまさんと山内さんは、相談役として、育成にも力を入れている。
書庫と会議室で実質、無人だった9階と10階は、今は賑やかにスタッフが行き交う。
月日と共に、大きくなった事務所・・・
4人だけだった広々していた事務所は、活気づいていた。