true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
【初恋の人の裏切り】
有休の間は、部屋を片付け、家で優雅に本を読む。
平日の昼間に、こんな時間を過ごすって、幸せ・・・
もうすぐ、お昼か・・・何食べようかなぁ。
キッチンに向かおうとした時、テーブルの上に置いていた携帯に、メッセージが入った。
『今度の土曜日、会える?』
表示されたメッセージの相手は、三多君・・・
先週、三多君に言われていたから、予定は入れてない。
『うん、大丈夫』
返事をすると直ぐに既読になり、電話が掛かってきた。
「深澤?ビックリした。直ぐに返信が来たから」
「有休で、家にいたから」
「声が聞けて嬉しい・・・会ってしまうと、1週間も深澤の声が聞けないのは寂しいよ。土曜日が待ち遠しい」
三多君の言葉に、どう答えていいか戸惑う・・・
自分の気持ちが分からない今、こういう時は、どう返せばいいんだろう。
ただ、そんな風に私のこと思ってくれるなら・・・
少し歩み寄ってもいいのかな・・・
「待ち合わせ場所は?」
「家の近くまで行くよ。どこの駅?」
家の近く・・・家を知られるのは、まだ抵抗がある。
隣の駅にしよう。
「青蘭駅だよ」
「あぁ・・・あそこの駅か・・・」
「どうかしたの?」
「い、いや、何でもない。分かった。夜6時に待ち合わせて、ご飯を食べながら話そう。お店は予約しておくよ。また連絡するね」
「うん」
「深澤の声を聞いたら、頑張れるよ。あぁー、早く会いたい。今すぐ飛んで行きたいよ」
「土曜日に・・・会えるから」
「分かった。それまで我慢する。じゃあ、仕事に戻るね」
電話が切れると、直ぐにメッセージが来た。
『大好きだよ、深澤』
その言葉にドキッとする。
電話での会話を思い出し、彼氏になった時のことを想像した。
私・・・三多君のこと、好きなのかなぁ・・・
正直、まだよく分からないけど・・・
会って自分の気持ちも確かめたい。
平日の昼間に、こんな時間を過ごすって、幸せ・・・
もうすぐ、お昼か・・・何食べようかなぁ。
キッチンに向かおうとした時、テーブルの上に置いていた携帯に、メッセージが入った。
『今度の土曜日、会える?』
表示されたメッセージの相手は、三多君・・・
先週、三多君に言われていたから、予定は入れてない。
『うん、大丈夫』
返事をすると直ぐに既読になり、電話が掛かってきた。
「深澤?ビックリした。直ぐに返信が来たから」
「有休で、家にいたから」
「声が聞けて嬉しい・・・会ってしまうと、1週間も深澤の声が聞けないのは寂しいよ。土曜日が待ち遠しい」
三多君の言葉に、どう答えていいか戸惑う・・・
自分の気持ちが分からない今、こういう時は、どう返せばいいんだろう。
ただ、そんな風に私のこと思ってくれるなら・・・
少し歩み寄ってもいいのかな・・・
「待ち合わせ場所は?」
「家の近くまで行くよ。どこの駅?」
家の近く・・・家を知られるのは、まだ抵抗がある。
隣の駅にしよう。
「青蘭駅だよ」
「あぁ・・・あそこの駅か・・・」
「どうかしたの?」
「い、いや、何でもない。分かった。夜6時に待ち合わせて、ご飯を食べながら話そう。お店は予約しておくよ。また連絡するね」
「うん」
「深澤の声を聞いたら、頑張れるよ。あぁー、早く会いたい。今すぐ飛んで行きたいよ」
「土曜日に・・・会えるから」
「分かった。それまで我慢する。じゃあ、仕事に戻るね」
電話が切れると、直ぐにメッセージが来た。
『大好きだよ、深澤』
その言葉にドキッとする。
電話での会話を思い出し、彼氏になった時のことを想像した。
私・・・三多君のこと、好きなのかなぁ・・・
正直、まだよく分からないけど・・・
会って自分の気持ちも確かめたい。