さくらが散る頃
凌介と陸
「適当にそこら辺に座って」
凌介の家に入るとまずは自分の座る場所を確保する。
開けたまま少し残っている缶ビールの缶を両手で一気に四本持ったらキッチンに行き流しに捨てる。次にゴミ袋を抱えてそこら辺に散乱しているゴミを片っ端から放り込んだ。
「掃除はいいぞ?」
凌介は私はあくまでも自分の座る場所を確保しているだけなのに掃除をしてくれたと勘違いをして勝手に遠慮している。
さっき買ってきたコンビニ袋から缶コーヒーを取り出した。
「陸のは冷蔵庫に入れとくね」
「あぁ」
冷蔵庫に陸の分のコーヒーを入れ、確保した陣地に座り込む。
「お前さ、なんか隠してないか?」
コーヒーのプルトップを引き上げるやいなや凌介が核心をついてきた。
「別に」
「あのさ、俺は協力してるんだぞ、全部吐けよ」
「だから、私は親友を傷つけた男を見つけだしたい、それだけ」
凌介の家に入るとまずは自分の座る場所を確保する。
開けたまま少し残っている缶ビールの缶を両手で一気に四本持ったらキッチンに行き流しに捨てる。次にゴミ袋を抱えてそこら辺に散乱しているゴミを片っ端から放り込んだ。
「掃除はいいぞ?」
凌介は私はあくまでも自分の座る場所を確保しているだけなのに掃除をしてくれたと勘違いをして勝手に遠慮している。
さっき買ってきたコンビニ袋から缶コーヒーを取り出した。
「陸のは冷蔵庫に入れとくね」
「あぁ」
冷蔵庫に陸の分のコーヒーを入れ、確保した陣地に座り込む。
「お前さ、なんか隠してないか?」
コーヒーのプルトップを引き上げるやいなや凌介が核心をついてきた。
「別に」
「あのさ、俺は協力してるんだぞ、全部吐けよ」
「だから、私は親友を傷つけた男を見つけだしたい、それだけ」