王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
聖女と幼なじみと4人での食事5
碧人様が「僕が取ってあげるよ」と微笑みながら手を近づけてきて、
いつの間にか手で口元を拭かれていた。
ー碧人様の手を汚しちゃった!
ティッシュで拭かないと…
と思っているうちに、
そのまま手についたマヨネーズをペロッと、
碧人様が食べてしまった。
ー私が真っ赤になって、慌てていると、
「やっぱり、いつも通り僕があげた方がいいね」と言われて、碧人様が私の口にサンドイッチを持ってきた。
さすがに幼なじみの前で、あーんされるのは恥ずかしすぎる。
チラッと翔の方をみて助けを求めようとしたが、すぐに、
「美姫、あーん」と少し低い声で言われた。
無視するわけにもいかず、
仕方なくパクっと食べたところ、
碧人様は今日初めて笑顔になった。
なんでだろう?
ペットにご飯をあげる感じなのかな?
翔はこっちを見てニヤニヤしていて、
さつき様はなんだか悔しそうにしていた。
さつき様ももしかしたら、碧人様のことが好きなのかもしれない。
良いことなはずなのに、
胸がチクりと痛んだ。
いつの間にか手で口元を拭かれていた。
ー碧人様の手を汚しちゃった!
ティッシュで拭かないと…
と思っているうちに、
そのまま手についたマヨネーズをペロッと、
碧人様が食べてしまった。
ー私が真っ赤になって、慌てていると、
「やっぱり、いつも通り僕があげた方がいいね」と言われて、碧人様が私の口にサンドイッチを持ってきた。
さすがに幼なじみの前で、あーんされるのは恥ずかしすぎる。
チラッと翔の方をみて助けを求めようとしたが、すぐに、
「美姫、あーん」と少し低い声で言われた。
無視するわけにもいかず、
仕方なくパクっと食べたところ、
碧人様は今日初めて笑顔になった。
なんでだろう?
ペットにご飯をあげる感じなのかな?
翔はこっちを見てニヤニヤしていて、
さつき様はなんだか悔しそうにしていた。
さつき様ももしかしたら、碧人様のことが好きなのかもしれない。
良いことなはずなのに、
胸がチクりと痛んだ。