王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
2人の勘違い1
ーもし妃教育の話まで聞かれたなら、
嘘をついたことになっちゃう。
ーそれよりもマズイのが、
碧人様が私のことを好きと勘違いされていること。
片思いの相手に、
違う人が好きと勘違いされて、
二人の幸せを願っている何て言われたら辛いだろう。
どうしよう…
そう思っていたら、
碧人様の部屋に着いていた。
「どうぞ」
「失礼します」
部屋に入るなり、
すぐ私の方を向き、
「どうして柏原にも、妃教育を受けさせようと思ったの?」
と聞いてきた。
ー表情が険しい気がする。
やっぱり怒っているんだ。
「嘘をついてしまい、すみません。」
「そこに怒っているんじゃないよ、妃教育が嫌になったの?」
「ち、違います」
「それとも、俺と結婚したくないの?」
「え?」
「それで、伊集院と結婚したいの?
…そんなの、許してあげられないよ」
「なんで翔が?ちが…」
「ごめん、聞きたくない」
「ーーーっ」
ーいきなり、手を引っ張られて、口付けされていた。
嘘をついたことになっちゃう。
ーそれよりもマズイのが、
碧人様が私のことを好きと勘違いされていること。
片思いの相手に、
違う人が好きと勘違いされて、
二人の幸せを願っている何て言われたら辛いだろう。
どうしよう…
そう思っていたら、
碧人様の部屋に着いていた。
「どうぞ」
「失礼します」
部屋に入るなり、
すぐ私の方を向き、
「どうして柏原にも、妃教育を受けさせようと思ったの?」
と聞いてきた。
ー表情が険しい気がする。
やっぱり怒っているんだ。
「嘘をついてしまい、すみません。」
「そこに怒っているんじゃないよ、妃教育が嫌になったの?」
「ち、違います」
「それとも、俺と結婚したくないの?」
「え?」
「それで、伊集院と結婚したいの?
…そんなの、許してあげられないよ」
「なんで翔が?ちが…」
「ごめん、聞きたくない」
「ーーーっ」
ーいきなり、手を引っ張られて、口付けされていた。