王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
告白4
ー思いっきり叫びすぎて、少し息切れしてしまったら、いきなり抱き締められ、
「ありがとう。俺も本当に美姫が好きだよ。」
と言われた。
「ーあの発言のときは、自分が美姫のことを好きなのに気付いてなかったんだ。
でも美姫に抱き締められたとき、自分の気持ちに気付いた。」
私がビックリして碧人様を見上げると、
今度は真剣な顔でまっすぐ私を見ていた。
「美姫はずっと伊集院のことが好きだと思っていたんだ。
だから、結婚前までは一緒にいさせてあげようと思ってお昼も誘わなかった。
でも…本当は、俺にも伊集院といるときみたいな笑顔を見せてほしかった。」
ー本当に?
碧人様が私を好きなんて…信じられない気持ちだった。
「『結婚式を延期したい』って言われたときも、本当は両親みたいに優しく声をかけてあげたかったんだけど、余裕なくて…
今思えばずっと前から美姫が好きだったんだ。」
ー私は唖然としていて、何も言えなかった。
まだ本当に?という気持ちが消えない。
私の気持ちに気付いているかどうかわからないが、
碧人様はずっと自分の気持ちを喋ってくれていた。
「今日のお昼も伊集院と2人で話しているのみたし…、
今日は絶対婚約破棄の話だと思っていたんだ。
嫌な態度とってごめんね。」
ーもしかして私のせいで、不機嫌だったのかな…?
「い、いえ、とんでもないです。
私も勘違いしてずっと避けるような態度をとってしまい、すみませんでした。」
「いや、それに関しては俺が悪いよ。
あのさ、本当は昨日話そうとしたことを、
今伝えてもいいかな?」
「ありがとう。俺も本当に美姫が好きだよ。」
と言われた。
「ーあの発言のときは、自分が美姫のことを好きなのに気付いてなかったんだ。
でも美姫に抱き締められたとき、自分の気持ちに気付いた。」
私がビックリして碧人様を見上げると、
今度は真剣な顔でまっすぐ私を見ていた。
「美姫はずっと伊集院のことが好きだと思っていたんだ。
だから、結婚前までは一緒にいさせてあげようと思ってお昼も誘わなかった。
でも…本当は、俺にも伊集院といるときみたいな笑顔を見せてほしかった。」
ー本当に?
碧人様が私を好きなんて…信じられない気持ちだった。
「『結婚式を延期したい』って言われたときも、本当は両親みたいに優しく声をかけてあげたかったんだけど、余裕なくて…
今思えばずっと前から美姫が好きだったんだ。」
ー私は唖然としていて、何も言えなかった。
まだ本当に?という気持ちが消えない。
私の気持ちに気付いているかどうかわからないが、
碧人様はずっと自分の気持ちを喋ってくれていた。
「今日のお昼も伊集院と2人で話しているのみたし…、
今日は絶対婚約破棄の話だと思っていたんだ。
嫌な態度とってごめんね。」
ーもしかして私のせいで、不機嫌だったのかな…?
「い、いえ、とんでもないです。
私も勘違いしてずっと避けるような態度をとってしまい、すみませんでした。」
「いや、それに関しては俺が悪いよ。
あのさ、本当は昨日話そうとしたことを、
今伝えてもいいかな?」