王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
初夜3
ー翌日。
目が覚めると、隣にぐっすり寝ている碧人様がいた。
すごく綺麗な顔だな…。
思わずじーっと見つめていると、
「そんなに見られると、恥ずかしいな。」
と碧人様がパチッと目を開けて、
イタズラそうな笑顔を向けてきた。
「起きてたんですか?」
「うーん、どうかな?」
碧人様がよく分からない返事をした後、
「体は大丈夫?」と心配そうな顔で聞いてきた。
「だ、大丈夫です!
体は丈夫で、体力もあるので」
「そっか…これから楽しみだね」
ーこれから?
昨日のことじゃなくて??
と私が聞き返そうとしたところ、
キスをされて、聞き返せなかった。
「大好きだよ、これからは夫婦として宜しくね」
「はい、こちらこそ。私も大好きです」
そう微笑みあって、またキスをされ、
気付いたら私は天井を見上げて、
碧人様に見下ろされていた。
「あ、あの…」
「ごめんね。
さすがに今日はやめておこうと思ったんだけど、
…体力あるなら大丈夫かな?」
「それはちがっ」
「いや??」
すごいしょんぼりした顔をされてしまい、
私は首を横にふった。
「ありがとう、美姫ならそう言ってくれると思った」
碧人様を見上げると、
さっきのしょんぼりした顔は嘘のように、
満面の笑顔だった。
なんだかはめられた気がしたので、
「や、やっぱり…」
と反論しかけたが、碧人様にまたキスをされてなにも言えなかった。
「本当…大好きだよ」
そう言われると、なにも言えないので、
なにも言わず、ぎゅっと強く抱き締めた。
番外編もお読みいただきありがとうございました!
今回の話で一度完結にしますが、
番外編は続けようと思っています。
次回は、
「もし美姫があの発言を聞いてなく、
碧人が自分の思いに気付かなかった場合の結婚式から初夜」
を更新しようかな?と思っています。
もし興味がある方はブックマークをお願いします。
では、改めてありがとうございました!
目が覚めると、隣にぐっすり寝ている碧人様がいた。
すごく綺麗な顔だな…。
思わずじーっと見つめていると、
「そんなに見られると、恥ずかしいな。」
と碧人様がパチッと目を開けて、
イタズラそうな笑顔を向けてきた。
「起きてたんですか?」
「うーん、どうかな?」
碧人様がよく分からない返事をした後、
「体は大丈夫?」と心配そうな顔で聞いてきた。
「だ、大丈夫です!
体は丈夫で、体力もあるので」
「そっか…これから楽しみだね」
ーこれから?
昨日のことじゃなくて??
と私が聞き返そうとしたところ、
キスをされて、聞き返せなかった。
「大好きだよ、これからは夫婦として宜しくね」
「はい、こちらこそ。私も大好きです」
そう微笑みあって、またキスをされ、
気付いたら私は天井を見上げて、
碧人様に見下ろされていた。
「あ、あの…」
「ごめんね。
さすがに今日はやめておこうと思ったんだけど、
…体力あるなら大丈夫かな?」
「それはちがっ」
「いや??」
すごいしょんぼりした顔をされてしまい、
私は首を横にふった。
「ありがとう、美姫ならそう言ってくれると思った」
碧人様を見上げると、
さっきのしょんぼりした顔は嘘のように、
満面の笑顔だった。
なんだかはめられた気がしたので、
「や、やっぱり…」
と反論しかけたが、碧人様にまたキスをされてなにも言えなかった。
「本当…大好きだよ」
そう言われると、なにも言えないので、
なにも言わず、ぎゅっと強く抱き締めた。
番外編もお読みいただきありがとうございました!
今回の話で一度完結にしますが、
番外編は続けようと思っています。
次回は、
「もし美姫があの発言を聞いてなく、
碧人が自分の思いに気付かなかった場合の結婚式から初夜」
を更新しようかな?と思っています。
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では、改めてありがとうございました!