アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました
初恋と失恋
ある日、吉田君と社内を歩いていたら、突然後ろから誰かに肩を掴まれてしまった。その手を振りほどくべく振り向くと、そこにいたのは経理の青山。顔を見るのもおぞましい男だった。
「おっす。こいつがおまえと噂になってるイケメンか?
こんな青臭いガキは止めて、俺にしておけよ」
私は、無言で青山を睨みつけた。
青山は経理部所属で、歳はたぶん30歳の半ばで課長、だったかな。どうでもいいんだけど。
「そんな恐い顔で睨まなくてもいいだろ?
またデートしようぜ。その気になったら連絡くれよ。じゃあな」
とか言って、肩を揺らしながら去って行った。
よりにもよって、吉田君がいる時に、余計なことを言いやがって……
「今のは誰ですか?」
「経理の青山っていう人」
「まさか、葉子さんの元カレじゃないですよね?」
「違うわよ、あんな奴」
「でも、あんな奴とデートしたんですか?」
「一度きりよ。しつこく誘われて、うっかり食事に付き合っちゃったの。でも、もう二度とごめんだわ」
前に一度だけ、青山と食事に行った事がある。あまりにしつこく誘うので、根負けしてしまったのだ。
「あいつに、何かされたんですか?」
「ううん、何も。されそうになったけど、撃退してやったわ」
食事の後、居酒屋に連れて行かれ、嫌がる私に青山は無理矢理キスしようとした。私はもちろん全力で抵抗し、未然で済んだけども。
その後も、何事も無かったかのうように誘ってくるけど、きっぱり断ってる。誰があんなエロゴリラとなんか、付き合うもんか!
ちなみに、その話は誰にもしたことがない。なぜなら、話すのもおぞましい私の黒歴史だし、話の流れから、私のちょっとした秘密が、ばれちゃいそうだから。
「おっす。こいつがおまえと噂になってるイケメンか?
こんな青臭いガキは止めて、俺にしておけよ」
私は、無言で青山を睨みつけた。
青山は経理部所属で、歳はたぶん30歳の半ばで課長、だったかな。どうでもいいんだけど。
「そんな恐い顔で睨まなくてもいいだろ?
またデートしようぜ。その気になったら連絡くれよ。じゃあな」
とか言って、肩を揺らしながら去って行った。
よりにもよって、吉田君がいる時に、余計なことを言いやがって……
「今のは誰ですか?」
「経理の青山っていう人」
「まさか、葉子さんの元カレじゃないですよね?」
「違うわよ、あんな奴」
「でも、あんな奴とデートしたんですか?」
「一度きりよ。しつこく誘われて、うっかり食事に付き合っちゃったの。でも、もう二度とごめんだわ」
前に一度だけ、青山と食事に行った事がある。あまりにしつこく誘うので、根負けしてしまったのだ。
「あいつに、何かされたんですか?」
「ううん、何も。されそうになったけど、撃退してやったわ」
食事の後、居酒屋に連れて行かれ、嫌がる私に青山は無理矢理キスしようとした。私はもちろん全力で抵抗し、未然で済んだけども。
その後も、何事も無かったかのうように誘ってくるけど、きっぱり断ってる。誰があんなエロゴリラとなんか、付き合うもんか!
ちなみに、その話は誰にもしたことがない。なぜなら、話すのもおぞましい私の黒歴史だし、話の流れから、私のちょっとした秘密が、ばれちゃいそうだから。