嫌いなものは病院なの

便秘処置

悠馬side


朝は玲菜を病院に連れてきて待合に置いてきたけど大丈夫だったかな、、、。
今日は多分潤も一緒だろうし、、、と考えながら仕事。


休憩時間にスマホを確認すると潤からの連絡。
<おつかれ! 無事?外来は終わったもののまぁまぁ重度の便秘が発覚して摘便+浣腸が必要だって、、、。
残念ながら泣いてできず、家で頑張ることになってるので今日お願いします!
(玲菜は家ですることを知りません(^-^;)>


Σ(・□・;)!!!?
どゆこと!?
「うわーマジか。。。」

つい言葉が漏れる。

<おつかれ!ありがとうな!
マジかー何かいるものあったら連絡して。持って帰るから!>


一応返信したものの
「あの子に摘便、、、ぅわー無理っしょ。。。」
やっぱり言葉が漏れる。

なんとか無事終わってくれー!!



潤side


外来後、玲菜のリクエストでパフェを食べて帰ってきた。
泣いたり怒ったり疲れたのか帰りの車の中で寝てしまった玲菜。

「おつかれさん」
まだあるけどね(^_^;) なんてことは言えないけど。

高校生だけどかなり幼さがある玲菜。
かわいい寝顔をみるとこの後の処置に心が痛む、、、。


家まで玲菜を抱っこで運んで、リビングのソファーに寝かせる。
数十分後

玲「、、、っはよ」
「おはよ!良く寝てたね(^-^)」

しばらくテレビを見ながらボーっとする玲菜。
その間に今日の夜ご飯でも作るか!
俺ん家じゃないけどよく来てるからたまにここで料理もする。


玲「潤くん、帰らなくて大丈夫なの?明日お仕事?」
「今日は夜ご飯作ったし、ここで食べてから帰るよ!明日はそんなに早くないしね」

帰れない理由があるんだよー(´;ω;`)


しばらくすると

悠「ただいまー」
玲潤「おかえり!」
潤「お疲れ様ですー」
悠「そちらこそですー(笑)今日はありがとな」

悠馬が俺のいるキッチンに意味深な笑みを浮かべてやってくる。
「どうだった?」
色んな意味での“どうだった?”

検査結果の報告と逃げようとしてたことも報告(笑)
そして
悠「もう玲菜に言ったの?」
「まさか!(笑)」

悠「んで、先やっちゃう?」
段取りを確認。

俺が処置、悠馬が固定役。
どう決めたかって?、、、じゃんけん(笑)
負けたよ、、、(泣)

でも切り出してくれたのは悠馬。


悠「玲菜、おつかれさん。頑張ったんだってな!(撫)えらい!」
玲「、、、ふふふ(〃▽〃)」

悠「神谷先生何て言ってた?」
玲「んー、横這いって。また3か月後だって、、、(◞‸◟)」
悠「そっかそっか。他には何か言ってなかった?」
玲「、、、、うん?、、うん(コクン)」


悠「お腹張ってるねって言ってなかった?」
玲「!!ん、大丈夫!大丈夫って言った!」

“大丈夫”って言ったのは玲菜の方(笑)


悠「ちょっと触ってもいい?ごめんよー」
玲「あ、いや!やめて!」
「まぁまぁ玲菜。にぃちゃん心配なんだって」
と言いながら少し固定。

悠「んー。にぃちゃんは大丈夫とは思えないんだけどなぁ、、、」
玲「大丈夫なの!!」

悠「玲菜、大事なことだからちょっと頑張るよー!潤がやってくれるし!」
と言いながらやや強引に玲菜の身体を処置の体制に。
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