仏の顔も三度までですわ!愛人と夫のツケ、すべて返していただきます
直接対決!
この日が来るまで、私はランドリックに「大好き」「大切」「かわいい」と言い続けた。
ミラーネとリフィールも私に続くようにランドリックとたくさんたくさん遊んでくれた。
シェリーナからいろいろと吹き込まれているであろうランドリックだけど、また少しずつ笑顔を見せてくれるようになった。
けれど、ランドリックはまだ4歳の幼児だ。多くの時間を一緒に過ごしているシェリーナの影響力は甚大。心が不安定な状態であることはずっと変わらない。
だから、シェリーナから完全に引き離す必要がある。
ついに最上階に辿りついた。
時刻は夕食が住んだ頃。今夜デルバートは遠征で帰ってこない予定だから邪魔は入らない。
ミラーネとリフィールと3人で一緒に作った焼き菓子が入ったカゴを胸に抱えるように持ち直し、私は笑顔で守衛に話しかけた。
「ご苦労様。シェリーナ様とランドリックに焼き菓子を作ったから届けに来たの。通らせていただくわね」
「お待ちくださいアリステラ様。今、シェリーナ様とランドリック様は学習中でございます」
礼儀正しく、それでいて毅然と私を阻む守衛。
なお、前回私が突破した守衛はシェリーナに即解雇され、今回は40歳前後と思われるベテラン守衛だ。
「あら、じゃあお勉強の邪魔にならないように、すぐに済ますわね。お部屋まで案内していただける?」
「大変申し訳ございません。学習中は誰も通さぬよう承っております」
「それはシェリーナ様の指示でしょう?彼女の指示は公爵夫人の私よりも上なのかしら?」
サラッと権威を見せると、守衛の表情に緊張が走った。
ミラーネとリフィールも私に続くようにランドリックとたくさんたくさん遊んでくれた。
シェリーナからいろいろと吹き込まれているであろうランドリックだけど、また少しずつ笑顔を見せてくれるようになった。
けれど、ランドリックはまだ4歳の幼児だ。多くの時間を一緒に過ごしているシェリーナの影響力は甚大。心が不安定な状態であることはずっと変わらない。
だから、シェリーナから完全に引き離す必要がある。
ついに最上階に辿りついた。
時刻は夕食が住んだ頃。今夜デルバートは遠征で帰ってこない予定だから邪魔は入らない。
ミラーネとリフィールと3人で一緒に作った焼き菓子が入ったカゴを胸に抱えるように持ち直し、私は笑顔で守衛に話しかけた。
「ご苦労様。シェリーナ様とランドリックに焼き菓子を作ったから届けに来たの。通らせていただくわね」
「お待ちくださいアリステラ様。今、シェリーナ様とランドリック様は学習中でございます」
礼儀正しく、それでいて毅然と私を阻む守衛。
なお、前回私が突破した守衛はシェリーナに即解雇され、今回は40歳前後と思われるベテラン守衛だ。
「あら、じゃあお勉強の邪魔にならないように、すぐに済ますわね。お部屋まで案内していただける?」
「大変申し訳ございません。学習中は誰も通さぬよう承っております」
「それはシェリーナ様の指示でしょう?彼女の指示は公爵夫人の私よりも上なのかしら?」
サラッと権威を見せると、守衛の表情に緊張が走った。