すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
21、もう振り返らない
私はこの日、人生で初めて王室主催のパーティに参加した。
これまでにも貴族の集まりに顔を出したことはあったけれど、今回はまったく違う。
煌びやかなシャンデリア、壮大な音楽、そして人々の談笑。
そのすべてが、今までとあまりに桁違いで緊張した。
エリオスがとなりにいてくれて本当によかった。
彼のそばにいるだけで、不思議と心が落ち着く。
そんな中、周囲のざわめきは止まらなかった。
「ノルディーン公爵様だわ」
「めずらしいわね、あの方がパーティに来られるなんて」
「となりの令嬢はどなたかしら?」
無数の視線が私たちに注がれる。
これほど注目を浴びるのは初めてのことだった。
パーティへ参加しても、いつもセリスが目立っていて、私は隅にいるような存在だったから。
緊張するけど、それでも私は笑顔を崩さず、エリオスとともに挨拶をして回った。
多くの方が丁寧に言葉をかけてくれたおかげで、無難にこの場を乗り切ることができた。
これまでにも貴族の集まりに顔を出したことはあったけれど、今回はまったく違う。
煌びやかなシャンデリア、壮大な音楽、そして人々の談笑。
そのすべてが、今までとあまりに桁違いで緊張した。
エリオスがとなりにいてくれて本当によかった。
彼のそばにいるだけで、不思議と心が落ち着く。
そんな中、周囲のざわめきは止まらなかった。
「ノルディーン公爵様だわ」
「めずらしいわね、あの方がパーティに来られるなんて」
「となりの令嬢はどなたかしら?」
無数の視線が私たちに注がれる。
これほど注目を浴びるのは初めてのことだった。
パーティへ参加しても、いつもセリスが目立っていて、私は隅にいるような存在だったから。
緊張するけど、それでも私は笑顔を崩さず、エリオスとともに挨拶をして回った。
多くの方が丁寧に言葉をかけてくれたおかげで、無難にこの場を乗り切ることができた。