イケメンドクターは癒されたい!!〜まさかの推しは家事代行の中野さん〜
緊急で鍵を預かりました
トイレなんて1人だから毎日拭かないし、便座を上げられるのは…仕事とはいえ慶悟は段々恥ずかしくなってきた。
「ゆっくり休んでいてください、トイレとお風呂掃除が終わりましたらお声がけしますね」
そう言われると慶悟はリビングのソファに座った。
家に人がいるって変な気分…丸メガネだけでレミィが頭に浮かぶなんて重症かな
俺、あんな可愛い子にトイレ掃除させていいのかな…
ベテランの主婦とかなら慣れてるであろうに、いや、それも偏見か…今の時代にそぐわないな
慶悟はさっきもらった名刺を見ていた。
会社はここからはそんなに遠くない。
中野さんか……可愛い…
慶悟は玄関に行き廊下を見た。
確かに片側に寄せるだけでも…な…
じっと待ってるのも落ち着かないし…慶悟は段ボール類を片側に寄せ始めた。
終わると慶悟の電話が鳴り、番号を見ると病院からだった。
「畑野です、はい、大丈夫です、20分ぐらいで…失礼します」
玄関にあった鍵を持ち、トイレに向かった。