イケメンドクターは癒されたい!!〜まさかの推しは家事代行の中野さん〜
俺の足に何が起きた?
地声なら多分畑野様にはバレる。
「まあ、俺が考えてるのは遅くても3ヶ月後くらいには」
トワが言った。
「年末はみんな本業が忙しくなるだろ?」
みんな頷いた。
スタジオの閉める時間になったので、集まるたびに少しずつ決めていこうという事になった。
あっという間に梅雨も明けて季節は夏
7月初旬の日曜日、フットサルのコートに仲間が集まっていた。
「ふあぁ〜、おはよう」
「慶悟、久しぶりだな」
「忙しくてさー、夜勤明け、眠い」
「無理するなよ、翔馬は今日は仕事?」
「あぁ、日勤らしい、練習試合なのに人数足らないんだろ?」
「まあな、慶悟は当てにしてなかったからとりあえず1人は交代要員は確保できたけどな」
「悪いなぁ、呼び出しあったらと思うと中々返事出来なくてさ」
「医者は大変だな」
ただのチーム内練習だけなら徹夜明けは大抵断るが練習試合とあって慶悟もやって来たのだった。
1ヶ月以上体を動かしてないんじゃないかなと手首足首を回しながら体をほぐしていく。
『お願いします』
と両チームの挨拶で練習試合が始まった。
試合開始から20分で前半が終わりハーフタイムに入る。
「ふぅ、体力ヤバっ」
水分取れ〜とチームの代表がみんなにペットボトルを配っていく。
「慶悟どうだ?体力、きつかったら交代でもいいぞ」
「もうちょいいける、ダメなら言うから」
「わかった」
そして後半が始まった。