婚活令嬢ロゼッタは、なによりお金を愛している!
24.隣国の文官
移動すること数日間、一行はようやく隣国の王都へとたどり着いた。
(なんだかドッと疲れましたわ)
ロゼッタは隣国の荘厳な城を見上げながら、ホッとため息をつく。
ターゲットと四六時中一緒ということは、気を抜く暇がまったくないということ。もちろん、アピールする機会が多いのはありがたかったが、一つのミスが一生を左右しかねないので、中々のストレスだった。
とはいえ、今回の収穫はかなり多い。
移動をしている数日のうちに、ロゼッタはトゥバルトと数回食事をすることができた。警護の間を縫っての短い時間ではあったが、トゥバルトはロゼッタにいろんなことを話してくれたし、本当に気前がよかった。さすがは今、もっとも潤っている領地の主だとロゼッタが感心するほどに。
長期休暇になったら領地に招待してくれると約束を取り付けたし、婚活の手応えはかなり上々だ。
けれど、いい雰囲気になるたびにクローヴィスがちょっかいを出してくるのが厄介だった。
(なんだかドッと疲れましたわ)
ロゼッタは隣国の荘厳な城を見上げながら、ホッとため息をつく。
ターゲットと四六時中一緒ということは、気を抜く暇がまったくないということ。もちろん、アピールする機会が多いのはありがたかったが、一つのミスが一生を左右しかねないので、中々のストレスだった。
とはいえ、今回の収穫はかなり多い。
移動をしている数日のうちに、ロゼッタはトゥバルトと数回食事をすることができた。警護の間を縫っての短い時間ではあったが、トゥバルトはロゼッタにいろんなことを話してくれたし、本当に気前がよかった。さすがは今、もっとも潤っている領地の主だとロゼッタが感心するほどに。
長期休暇になったら領地に招待してくれると約束を取り付けたし、婚活の手応えはかなり上々だ。
けれど、いい雰囲気になるたびにクローヴィスがちょっかいを出してくるのが厄介だった。