その病院は危険です…!〜ヒロインは最後は勝つ〜
第二章

小町の話

私は作者、小町。ショートの金髪で、身長は150半ば、体重は38キロだ。高校では、名ばかりヤンキーであった。
この本を書く作者で、明るい時と暗い時を繰り返す躁鬱とパニック障害、メニエール、拒食症、不安障害、強迫性障害を患っている。元々、いや今もお調子者で、いかに人が笑うかがモットーな性格だ。幼少期は、母が流産をした後の一人っ子で、それはそれは過保護に育った。自転車が乗れないほどに。しかし、意外と元バリバリ働いた美容師である。
24歳で、19歳から付き合った煌(きらめき)という男と結婚した。

まず、私のアシスタント時代から書くとする。
県外へ出て、それなりに、名のしれた72坪の城のような美容室に入った。そのスケジュールは、6:30朝練、7:00店のその後、店内掃除、10:00オープン。今では考えられないが、サービス残業が当たり前で、22:00まで働いていた。掃除をして、帰宅は大体00:00だった。給与は12万。繁華街を歩いて、着いた家で洗濯、冷凍食品を詰めた弁当づくりと、コンビニ弁当やカップラーメンを毎日食べた。そして、風呂に入り、寝たのは2:00で、朝6:00には起きて、メイクやヘアセットをする毎日を生きていた。美容師は、今も昔の私の生きがいである。
アシスタント一ヶ月経たないうちに、シャンプー指名をもらう…美容の出来は良かった。
しかし、遂に、先に身体が壊れた。私は、体が重りがついたかの如く、動けなくなり、欠勤した。病院に行きたくても、いけない。寝てばかりの一日を過ごした。
次の日、必ず行こうと試みたが、行けなかった
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