winter song 〜君に捧ぐたった一つの歌〜

同級生

自宅で療養し始めて、2週間が過ぎた…



年末を迎え、鈴野家も大晦日を迎えた



新しい年を迎える準備で、鈴野家は大忙しだ…



早く彼のことは忘れなさい



良かったら、実家に戻ってきなさい



仕事ならここからでも通えるでしょ?



両親は両親なりに私を気遣ってくれている…



お父さんとお母さんを心配させて、親不孝な娘でごめんね



私は泣いて謝った



「何言ってるのー。自分の娘を心配しない親がどこにいるのよ。そんな事気にしなくていいのよー」



両親はそう言って笑った…



お父さん、お母さん、本当にこんな女でごめんね…



有難う…



私は改めて両親に感謝した…






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