Love Sky Travel
21 愛の空の旅
その日日本でのデートで、何故か空港を指定された。
仕事でも無いのに空港に行きたく無かったが、仙石機長がどうしても、というので行ってみると…
「待ってたよ。」
「はぁ?
ラウンジのレストランでも入りますか?
でも、同僚も多いですし…」
私は困り顔で言う。
「飛行機に乗ろう。」
「えぇ?」
「プライベートジェット用意してあるから。」
「ぷ、ぷ、プライベートジェット!?」
「運転は野島機長と山根副操縦士だ。
さぁ、行こう。」
私は手を引かれてプライベートジェットに乗った。
「あの…」
「最後の始まりはこうしたいって思ってたんだ。」
「最後の、始まり…?」
『えー、機長の野島です。
この度は水瀬鈴さん、そして、仙石直哉さん、ご搭乗ありがとうございます。
当飛行機は東京上空をゆるやかに旋回していきます。
愛の空の旅をお楽しみください。』
野島機長…
私はなんと無く泣きそうになる。
「まだ、泣かないでくれ。
鈴、下を見てくれ。」
仙石機長がそう言うと、真下の野原には、ライトで『I Love You Forever』の文字が…
私はそこで泣いてしまった。
「鈴、俺と結婚してくれますか?」
仙石機長がそう言って指輪の入った箱を開けた。
「はい…!」
私は泣きながらそう言った。
すると…
その瞬間、機内の電気がさらに明るくなり…
「おめでとう、水瀬さん!」
「おめでとう!」
「おめでとう御座います!」
同僚のCAたちが控室から現れた。
「…ありがとうございます…」
私は突然の事に驚いてそれしか言えなかった。
みんなは拍手喝采で、私たちにケーキとシャンパンを並べて注いでくれた。
「仙…いえ、直哉さん…
ありがとう、最高のプロポーズです。」
「あぁ、これからはずっと一緒だ…
愛してる…」
私たちの空の旅はまだ始まったばかりだった。
そして、きっと、永遠に…
happy end…♡
仕事でも無いのに空港に行きたく無かったが、仙石機長がどうしても、というので行ってみると…
「待ってたよ。」
「はぁ?
ラウンジのレストランでも入りますか?
でも、同僚も多いですし…」
私は困り顔で言う。
「飛行機に乗ろう。」
「えぇ?」
「プライベートジェット用意してあるから。」
「ぷ、ぷ、プライベートジェット!?」
「運転は野島機長と山根副操縦士だ。
さぁ、行こう。」
私は手を引かれてプライベートジェットに乗った。
「あの…」
「最後の始まりはこうしたいって思ってたんだ。」
「最後の、始まり…?」
『えー、機長の野島です。
この度は水瀬鈴さん、そして、仙石直哉さん、ご搭乗ありがとうございます。
当飛行機は東京上空をゆるやかに旋回していきます。
愛の空の旅をお楽しみください。』
野島機長…
私はなんと無く泣きそうになる。
「まだ、泣かないでくれ。
鈴、下を見てくれ。」
仙石機長がそう言うと、真下の野原には、ライトで『I Love You Forever』の文字が…
私はそこで泣いてしまった。
「鈴、俺と結婚してくれますか?」
仙石機長がそう言って指輪の入った箱を開けた。
「はい…!」
私は泣きながらそう言った。
すると…
その瞬間、機内の電気がさらに明るくなり…
「おめでとう、水瀬さん!」
「おめでとう!」
「おめでとう御座います!」
同僚のCAたちが控室から現れた。
「…ありがとうございます…」
私は突然の事に驚いてそれしか言えなかった。
みんなは拍手喝采で、私たちにケーキとシャンパンを並べて注いでくれた。
「仙…いえ、直哉さん…
ありがとう、最高のプロポーズです。」
「あぁ、これからはずっと一緒だ…
愛してる…」
私たちの空の旅はまだ始まったばかりだった。
そして、きっと、永遠に…
happy end…♡
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